【県西いやしの旅 真鶴編】海と自然林に囲まれた趣きのある港町 都心から離れた半島めぐりは奥深いぞ

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海と山に囲まれた真鶴町は、恵まれた自然を生かしたスキューバダイビング体験や、半島での森林浴、趣きある港町の眺め、新鮮な地魚などを楽しめるまちです。未病改善も兼ねた半島めぐりへ、いざご案内。

【目次】
だいびんぐしょっぷ海家
真鶴半島の「魚つき保安林」の遊歩道
三ツ石海岸
貴船神社
二藤商店
真鶴 魚座

だいびんぐしょっぷ海家

海の中は別世界!(写真提供:だいびんぐしょっぷ海家)

真鶴町は、箱根火山の南東部分と、相模湾に突き出した半島からなる地域です。真鶴町でのみ採掘されている銘石の「本小松石」が有名ですが、魚たちが海岸沿いの磯や岩礁に多数生息していることから、近年、都心から気軽に訪れることのできるダイビングスポットとして注目を集めています。

だいびんぐしょっぷ海家の外観

真鶴の岩漁港にある「だいびんぐしょっぷ海家」は、真鶴を拠点とする、ダイビング体験ができる施設の一つです。ここでは、ダイビングライセンスを取得できるほか、11歳からトライできる初心者向けの体験ダイビングや、シュノーケリング体験などを楽しめます。同店では、ウェットスーツや酸素ボンベ、ゴーグル、フィンといったダイビング用品を取りそろえており、初心者でも気軽に体験できるのがうれしいところです。

海に入る前に、潜り方のレクチャーでしっかり学びます(写真提供:だいびんぐしょっぷ海家)

同店の「体験ダイビング」は、潜り方のレクチャーを受けた後、すぐに海でのダイビングを楽しむ半日コース(所要時間3時間ほど)と、午前中にプールで器材の使い方や水中での体の動かし方などを学び、食事休憩の後、午後から海でのダイビングを楽しむ1日コースの2種類があります。どちらも日帰りでダイビングを楽しむことができます。

【体験ダイビング】
1日コース/16,500円(税込)
半日コース/8,800円(税込)
※タンク代、器材レンタル代、レクチャー代、ガイド代含む

岩礁の合間を縫うように泳ぐ魚たちを見られることも!※写真は資格保有者のみが潜れるポイント(写真提供:だいびんぐしょっぷ海家)

陸の喧騒を離れ海に飛び込めば、目の前に広がる真鶴の豊かな自然。海面から差し込むきらびやかな日射しや、岩礁の合間を気ままに泳ぐ魚たちの姿を見ることで、「いやし」の未病改善ができそうです。

■だいびんぐしょっぷ海家
住所/神奈川県足柄下郡真鶴町岩953
問い合わせ/0465-68-2900
https://www.umiya.info/
営業時間/8:00~18:00(予約制)
定休日/11月~6月月曜日、7月~10月は原則定休日なし

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真鶴半島の「魚つき保安林」の遊歩道

「潮騒遊歩道」では海岸沿いに突き出るように生い茂る森林と海の両方を楽しめます

三方を海に囲まれた真鶴半島は、ほぼ全域が「県立真鶴半島自然公園」に指定されています。この公園内には、江戸時代に植樹されたクロマツをはじめ、クスノキ、スダジイといった巨木や多くの植物が生い茂っています。公園の中の一部区域は明治維新後に皇室御料林となっていたことから一般人の立ち入りがなく、豊かな生態系が育まれました。こうした背景から地元の方はこの区域を尊敬の意を込め、「御林(おはやし)」とも呼び、親しんでいます。

「森林浴遊歩道」でクスノキの巨木に遭遇。その迫力に圧倒されました

今回は、遊歩道などを管理する神奈川県自然環境保全センター箱根出張所の方と一緒に散策してきました。全体で約48haの広さを誇るこの森林は、首都圏で最大級の「魚(うお)つき保安林」でもあります。その名の通り、海岸沿いにまで広がる森林に、魚が寄り付いてくるのだとか。その理由は、「枝葉から海面に落ちる虫を魚が食べるから」「樹木の陰を魚が好むから」「半島から染み出る栄養豊富かつ温度が一定の地下水にプランクトンが集まり、そのプランクトンを魚が食べるから」など諸説がありますが、「いまだ科学的に解明されていないのが実情」だそうです。さまざまな種類のユリ科植物やシダ植物があり、半島としてまとまった面積で残されていることが貴重であるため、平成21(2009)年2月には「真鶴半島の照葉樹林」として神奈川県の天然記念物に指定されました。

初日の出撮影スポットへと続く「番場浦遊歩道」。ユニークな形の巨木が待ち構えています

記者は初めて訪れましたが、「神奈川県にこんな場所があったのか」と驚くほどの規模で、その澄んだ空気に思わず深呼吸。木漏れ日の中、野鳥がさえずる遊歩道を歩けば、森の中を泳いでいるような気分になり、心も体も軽くなって未病改善できそう。園内の遊歩道は4本。初日の出の撮影スポットとして人気の番場浦海岸へと向かう「番場浦遊歩道」、巨木がうっそうと茂る「森林浴遊歩道」、野鳥の観察小屋がある「お林遊歩道」、三ツ石海岸や番場浦海岸沿いを進む「潮騒遊歩道」です。すいすいと歩けば1時間程度で全ての遊歩道を回れますが、「全体をゆっくり、じっくり2~3時間をかけて歩くのがおすすめ」だそう。

■真鶴半島の「魚つき保安林」の遊歩道
施設名/神奈川県立真鶴半島自然公園
場所/神奈川県足柄下郡真鶴町半島
問い合わせ/真鶴町産業観光課:0465-68-1131
http://www.town.manazuru.kanagawa.jp/soshiki/sangyoukankou/kanko/1444.html

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三ツ石海岸

三ツ石海岸から望む三ツ石(石が3つ見えるポイントは番場浦海岸)

真鶴といえば景勝地「三ツ石」。真鶴半島の先端にあり、三ツ石の間から昇る太陽の美しさから、初日の出の名所としても知られています。海岸では心地良い潮風に吹かれながら、カニやイソギンチャク観察などの磯遊びも楽しめます。ウメボシイソギンチャクやサンゴイソギンチャクといった県指定の天然記念物なども観察できます。

「カフェ真鶴 見晴らし台」の外観

外の席で景色を見ながら食事もできます

三ツ石海岸へと下る261段の階段の途中にあるのが「カフェ真鶴 見晴らし台」です。コーヒーやシフォンケーキセット、カレーなどを味わえるお店で、テラス席からは、相模湾を一望できる絶景が広がっています。晴れた日には、江の島やランドマークタワー、初島などを眺望できます。遊歩道散策の途中休憩に訪れてみてはいかが。

落ち着いた店内には船の模型や美しい風景写真が並んでいます

■三ツ石海岸
場所/神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴
問い合わせ/真鶴町産業観光課:0465-68-1131
http://www.town.manazuru.kanagawa.jp/soshiki/sangyoukankou/kanko/141.html
施設名/カフェ真鶴 見晴らし台
場所/神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1175-1
問い合わせ/0465-68-5796(10:30~15:00)
定休日/不定休(要問い合わせ)

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貴船神社

貴船神社の本殿

真鶴港にほど近い貴船(きぶね)神社は、病気平癒や身体健全、良縁祈願などにご利益があるとされています。春にはサクラやサツキ、梅雨の時季にはアジサイ、秋にはキンモクセイが境内に咲き、海風を感じながらきれいな草花にも出会えます。同社の宮司は「訪れた方は良い空気を吸って、ゆっくり、のんびり、リラックスできるのではないでしょうか」と話しています。

清めの石段

鳥居をくぐると見えてくるのは、本殿へと続く108段ある石段です。段数が煩悩の数と同じであることから、これを乗り越えると煩悩を清められる「清めの石段」と呼ばれています。赤ちゃんが生まれたお祝いに、赤ちゃんを抱っこしながら登る母親もいたとか。石段を登ることで、煩悩の解消と未病改善の一挙両得となるかも知れませんね。

貴船まつりの様子(写真提供:真鶴町観光協会)

貴船神社の例大祭「貴船まつり」は、例年7月27日と28日に執り行われ、美しく装飾された小早船や神輿船の海上渡御などが注目を集めています。国指定重要無形民俗文化財となっているこの祭りの始まりは、貴船神社の創建当初から、漁船や運送船の大漁や安全を祈願して行われていた「船祈祷」だとされています。

■貴船神社
場所/神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1117
問い合わせ/0465-68-0066
http://kibunejinja.com/index.html

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二藤商店

真鶴駅前通り沿いにあります

真鶴駅のすぐ近くには、半世紀以上地域に愛され続ける鮮魚店「二藤(にとう)商店」があります。真鶴や小田原などで採れた地魚や干物、手作りのお惣菜を豊富に取りそろえており、テレビ番組でもよく取り上げられているとか。どんなお料理に出会えるのか、ワクワクしながら行ってみました。

店頭に並ぶキンメの煮付け(写真提供:二藤商店)

このお店の一番人気は「キンメの煮付け」。砂糖と醬油をベースにした甘辛い味が大ぶりのキンメにしっかりと染みこんでいます。記者もついつい購入。家に持ち帰って家族と食べてみると、白米とぴったりでした。新鮮な魚で「食」による未病改善もできそうです。

手作りのさつま揚げ。食べ歩きにもちょうど良いサイズ感

また、アジやイカなどを練り込んださつま揚げやアジの押し寿司も人気で、これらをセットで購入する方も少なくありません。さつま揚げを頬張りながら街中の散策を楽しんだり、堤防に腰かけて海を眺めながら味わったりするのも良さそうですね。港町の美味しいお惣菜と、美しい海の景色。お腹も心も満たされそうです。

■二藤商店
場所/神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴404-16
問い合わせ/0465-68-2151
営業時間/8:00~17:30
定休日/水曜日

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真鶴 魚座

真鶴 魚座の建物。すぐそばには海や港があります

「真鶴 魚座(さかなざ)」は、大きな窓から海を眺めながら、おいしい海の幸を味わえる飲食店です。真鶴魚市場がある建物の2階が店舗です。学生からシニア世代まで幅広く親しまれています。

ボリューム満点の刺身定食

特に人気なのは刺身定食。盛り付けられる魚はその時の旬によって変わるため、何が出てくるかはお楽しみ。この日は、アジ、タチウオ、ブリ、マダイ、本マグロなどの新鮮な刺身を堪能することができました。3月から11月ごろにかけては、テラス席が設けられ、潮風を感じながら食事を楽しめます。

■真鶴 魚座
場所/神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1947-2
問い合わせ/0465-68-6511
https://www.sakanaza.jp/system/xb/skz.user.index
営業時間/10:00〜15:00(ラストオーダー 14:30)、年中無休(年末年始などを除く)

都心の日常では味わえない、港町の趣きを味わうことのできる真鶴町は、ダイビングや森林浴、地魚を使った料理などにより、食、運動、いやしによる未病改善をすることができます。一度行ったら、きっとまた何度も訪れてみたくなるはずです。

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住所

神奈川県足柄下郡真鶴町

公開日:2022-03-08

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