自分でいろいろ調べている方も、そうでない方も
一度口に出して「老後の心配」を整理すると、光が見えてくる
日吉で行政書士・海事代理士の法務事務所を構える、加賀雅典さんは、慶應義塾大学在学時代から合わせると、日吉在住27年。「今までの人生の半分以上を過ごしていることになり、愛着を感じるこの街を開業の地に選びました」。
無料法務相談会(毎月2回)
加賀さんが力を入れている活動の一つが、事務所近くの日吉本町東町会会館(日吉駅・中央通り直進5分)で、毎月2回開催している無料法務相談会。開始から14年続く、人気の相談会です。
毎月の日程はこちらから
「自分のこれからの老後生活や離れて暮らす親の心配など、誰に相談したらよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。そのような方に気軽に来ていただき、不安の要因を整理し、アドバイスをしています」と加賀さん。
最近の相談で多いのは、親族が亡くなった後の対応について。何からすればよいのか、何をしなければならないかがわからないといった相談も多いとか。
「相談に来られるタイミングが葬儀の前の場合と後の場合がありますが、葬儀前でしたら、まずは葬儀を執り行うことが先決。その後、やらなければならないことを順序づけてお話しています。また、葬儀の対応についても、不明点があれば、ご相談を承っています」
遺言書は作成した方がよい?
争いが想定されなくても、作成した方がご遺族の手続は円滑に進む
また、自筆証書遺言の保管制度が始まってから増えているのが、「遺言についての相談です」と加賀さん。「争いが想定される場合には、もちろん作成した方がよいですが、そうでない場合でも、遺言執行者を遺言書で指定すれば、遺言執行者のみの対応で銀行などの手続が可能なので、ご遺族の手続が各段に円滑になります。
ご遺族は、悲しみの中、さまざまな手続を行わなければならず、心理的な負担が大きい。遺言書を作成することで、その負担を和らげることができるのです。」
税理士や司法書士、弁護士など他の士業とも連携
窓口となり、行政書士では扱わない分野のプロも紹介
無料相談では、例えば行政書士では扱わない相続税などの相談の場合には、「連携している税理士をご紹介して、問題解決のお手伝いをしています」。
また、ここまでは無料相談で可能、ここからは有料のサポートになるなど、事前に説明を行うのも安心です。「何度も無料相談会にお越しくださる方もいらっしゃいます。まずは、気軽にお問合せください」