featureBanner

届けハーモニー、響け音色。観客も一緒に楽しんで! 茅ヶ崎ウィンドシンフォニーが6月12日コンサート

シェアする

先日、茅ヶ崎市甘沼の「無人野菜販売」についてレポートしてくださった市民ライターの【ななごんさん】。茅ヶ崎市で活動する一般吹奏楽団「茅ヶ崎ウィンドシンフォニー」さんを取材してくださった、第2弾レポートが届きましたので、ぜひ最後までお読みください♪

【ななごんのプロフィール】
1974年生まれ。中高時代を茅ヶ崎で過ごし、大学時代は他県・都内へ。社会人4年目くらいにまた茅ヶ崎に戻りました。そこからずっと茅ヶ崎住民。2児の母。今は勤務先も茅ヶ崎、自転車通勤になり少し楽になりました。日常の中で感じた「小さな幸せ」を綴っていけたらと思います。

茅ヶ崎ウィンドシンフォニーとの出会いは、今から、4年前。きっかけは、ある楽団員からのお誘いでした。 

私は子育てをしながらフルタイムで働いています。そんな働くママにとって欠かせない場所・それは学童!

当時、2人の子どもが通っていた学童の指導員で、子ども心が分かる優しく若い男性2人がいました。ある時、彼らから、「僕たち音楽やってるんで、聞きに来てください」とお誘いを受け、「ギター弾き語りとか?」と突っこむと「ピッコロなんです」と。ピッコロって何だ? 調べたら、どうやらフルートよりも小さな楽器らしい。

ともあれ「お世話になっている指導員さんが演奏するし、行ってみようー」とママ友や子供たちを誘い合わせて、茅ヶ崎市民文化会館での定期公演に初来場。

小学生もノリノリ、飽きません

「小学2年生が人生初のクラシックを2時間、おとなしく聞いていられるのか?」

行く前は不安でしたが、そんな心配は無用。曲紹介や楽器紹介などもあり、分かりやすく飽きさせないステージ展開。子どもも含めて一般来場者がステージに上がり、奏でる楽器の迫力を全身で体験できる特別タイムがあったり、アンコールの定番曲は観客も「拍手」の形で、「演奏」に参加できたり。観客も巻き込んで一緒に音楽を楽しんでもらいたいという同団の思いが伝わるひとときでした。

思わず涙ぽろり

2時間強のステージ、聞きながら不覚にもほおをつたう涙ぽろり。子どもを授かる前は、クラシック含めてコンサートは詳しくないけど、好きでした。しかし、産後は忙しさにかまけて足が遠のき、自分にとっては、久々の生演奏。

全身を心地よい音色に包まれるコンサートってやっぱりいいなぁー。YouTubeでは味わえない。こんな素晴らしいステージなのに、ゼロ円でしかも子どもと一緒に市内の大ホールで聞けてすごい!

そんな思いで震えながら会館を後にし、それ以降定期演奏会は欠かさず出かけています。

演奏会での曲目は、聞きなじみのある曲もあれば、初めて聞く曲もあり、公演会終了後、自分の心に響いた曲目をネットで検索して、また聞いて余韻に浸り、明日からの活力を得る!

私の年間スケジュールで、予定を入れてはいけないのは、同団の定期演奏会。その日を励みに日々頑張っています。

現役中学生、はつらつと演奏

団員数46人、現在最年少は15歳

一方的にファン過ぎて、「#ちがすき」読者の方にも紹介したく、同団の練習を取材させてもらいました。

6月12日の定期演奏会まで1カ月を切ろうとする5月7日。練習に拍車がかかっています。熱気に包まれた茅ヶ崎市青少年会館2階ホールの様子をお届けします。取材に対応して下さったのは、団長の芳賀政伸さん、幹部(会計御担当)の川﨑静香さんのお2人。

同団歴史は古く、発足は今から21年前。茅ヶ崎市内の高校吹奏楽部出身者5人が立ち上げ、現在団員数46人(休団4人)、過去最高の人数です。内訳は、女性7割、男性3割。茅ヶ崎在住者7割で、ほかは近隣在住。一番若い方で現役中学3年生、平均34歳と若々しいメンバー構成です。ちなみに、最高年齢は…?

「あっ俺だ。還暦なんだよ」と照れ臭そうな芳賀団長。とても60歳には見えない若々しいお顔付きです。

芳賀政伸さん。クラリネットを演奏

約50人近い楽団員、大所帯をまとめるのは、さぞかしご苦労がおありかと、聞くと「みんな、好きな音楽をやるために、自分のできることを自分でやっている。僕なんて、『団長係』をやっているだけですよ」と柔和な笑みを浮かべ話す芳賀さん。

彼らの練習場所は茅ヶ崎市青少年会館。公演前は土曜の17時~21時、日曜の12時30分~17時。月から金曜まで仕事を持つ身にとって、週末の大半を練習に費やすのは、「かなり大変?」と思いきや、練習中の表情はみなイキイキ、キラキラ。真剣そのものの団員たち。 

みんな音楽関係以外の仕事をしながらの活動

「練習中、何かあってもこの楽団にはナースが多いから安心なんだ」と茶目っ気たっぷりの芳賀さん。聞けば、現在は1人も音楽関係の仕事の方はおらず、音楽大学卒は数人いれども、みなそれぞれ学業や仕事を両立させながら「趣味」として音楽を楽しんでおられる。

と同時に、団員一人ひとりが、意識しているのは「自分が楽しむだけじゃなく、お客様を感動させたい」という一途な思いです。

真剣な眼差しで石井音楽監督を見る団員たち

「趣味という域を超えておられるレベルなんじゃないかな?」と感じさせるハーモニー、表現力は、同団常任指揮者で音楽監督、指導にあたる、石井弘樹さんの力が大きいようです。

「団員の数が多ければいいってもんでもない。少人数でもきちっと音が合うと、遠くに届く。今の音はお客様の心に届く音かな?」。指揮台から団員への静かな声掛けが印象的でした。

いざステージで指揮棒を持つと、正統派クラシックから昭和名歌謡曲までコミカルな語り口でクラシック初心者にも分かりやすく曲紹介をしつつ、時には団員にも内緒でサプライズの演出をくわだて、ステージを盛り上げる石井音楽監督。

練習では全身を使い、音の響きや聞こえ具合を細かく団員に伝えて、修正し確認しまた新たな音色へと、音を紡ぎながら、壮大なハーモニーを作り上げています。

実際、曲の演奏に入る前に、団員一人ずつ音を出し、チューニングの時間を大事にしています。その様子は、マラソン前に入念にストレッチを行うアスリートのよう。年齢、音楽歴は関係なく、それぞれの団員が手に持った楽器と向き合う姿は、ほどよい緊張感に包まれています。

スーツ姿で遅刻して練習参加の方も。楽器はみなさん自前です

親子団員多し!

ご夫婦や親子団員が多いのも特徴。「一時期、仕事がきつくて団を休んだ際、『ここはホームだからいつでも帰ってきて』と言われたのが忘れられなくて…。私の背中を見て、娘はトランペット奏者で一緒に演奏しています」と幹部の川﨑さん。

それぞれ生活、仕事を抱えての演奏活動。休団もありつつ、ですが、復団される方も多いそう。

あったかくて一つの大きな家族のような存在─、それが茅ヶ崎ウィンドシンフォニー。だから、奏でるメロディーは安定感があり聞く人の心が揺さぶられるのかなと。

それにしてもあの素晴らしい演奏が無料だなんて、ありえなーい。「市民に開かれた楽団でありたい。一人でも多くの方に足を運んでもらいたいから」と話す川﨑さん。ありがとう! 実際、観客の大半が茅ヶ崎の方で、リピーターが多いのも納得です。

一人で何役も…忙しいパートです

コロナ禍も乗り越え、今や過去最高団員数

そんな楽団が厳しい状況に陥ったのは、コロナ禍の2020年夏の定期演奏会中止のころ。

その後、感染対策を取りながら公演を開催。団員数も30人を切ってしまったこともありましたが、順調にメンバーは増え、今は過去最高の人数で活動中です。

コロナ前は、団員手作りのマラカスを会場で配り、観客もマラカスを振りながら、団員と一緒になって「音楽」を作り上げる企画などもやっていたそう。

「昔行っていた、『参加型の演出』がまたできるようなご時世になるといいなあ」と芳賀さんはおっしゃいます。

同団が観客を大事にしてくれている表われに、選曲があります。アンケートで寄せられたリクエスト曲も取り入れながら、石井音楽監督が団員希望も取り入れつつ選曲しています。実際、会場でリクエストをした観客の名前を呼びあげるシーンもあり、一人ひとりの観客を大事にしてくれている思いから、会場が盛り上がるひとときです。

少しずつハーモニーが形になっていく瞬間

ゲーム音楽や加山雄三まで

最後に、6月12日の定期公演会の見どころを聞きました。

「第一部は、2022年度全日本吹奏楽コンクール課題曲の中から3曲を演奏。吹奏楽部在籍の生徒さんに聞いてもらいたいな。第二部は、あの有名なゲーム音楽や、映画音楽、ご当地・加山雄三など懐メロまでバラエティー豊かに送ります」とのこと!

6月12日(日)、13時開場。13時30分開演。茅ヶ崎市民文化会館大ホールです。入場無料。マナーを守ってもらえるなら、子どもの入場にも特に制限を設けていないとのことで、クラシックの敷居を下げてくださっているのもうれしい限り。小さなお子さんと一緒でも気兼ねなく聞ける雰囲気です。

また同団では、団員も募集中。演奏経験は必須です。練習見学もできます。詳細は同団正式サイトをチェック!

http://cws.littlestar.jp/

https://www.fb.com/2001cws/

ななごんさん第1弾レポートを読む

 

#ちがすきトップページはこちら

開催日

2022年6月12日(日)
茅ヶ崎ウィンドシンフォニー レギュラーコンサート

住所

神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎1-11-1

茅ヶ崎市民文化会館大ホール

費用

入場無料。マナーを守れる子どもの入場も可

問い合わせ

茅ヶ崎ウィンドシンフォニー

メールアドレス

cws@outlook.jp

ホームページ

外部HPリンク

公開日:2022-05-11

同じ特集の記事