議題 防災について
同地区全体が対象となる南吉田小学校地域防災拠点の訓練は、2019年まで同校児童も参加し、保護者による引き取り訓練を行っていた。コロナ禍で20年、21年と実施できなかったこともあり、改めて地域防災拠点の運営方法を確認するために市が作った災害発生から拠点開設、運営に関するビデオを視聴。その後、みなみ市民活動・多文化共生ラウンジの中国人スタッフが東日本大震災時の体験を語り、それを受けてグループで外国籍住民とのコミュニケーションの図り方などを話し合った。
活動のヒント 外国籍住民とコミュニケーション
みなみラウンジの中国人スタッフは、「外国では地震がほとんどない国もあり、避難するかどうかの判断が難しい外国人が多くいるはず」と語った。経験を踏まえ、「避難場所に多言語の案内があれば安心できる」と提言した。グループ討議では、外国籍住民と接する機会を増やすために、町内会費の集金時や子ども会の行事などであいさつから始めてはどうかとの意見が出た。また、みなみラウンジが実施した外国籍住民とともに地区周辺の寺社などを巡るまち歩き企画が好評だったことも伝えられた。(参加37人)