テーマ「区民のやりたいことで街を元気にする」
地域主体のつながりをつくる中原区ソーシャルデザインセンター(SDC)の第1回定例会が10月19日に開催される。区民が中心の新たな基盤として、魅力発掘や課題解決などで暮らしやすい街づくりをめざす。
中原区SDCのテーマは「区民のやりたいことで街を元気にする」。区民が自主的に集まり、地域の資源や魅力を探し、情報発信や仲間づくりなど、毎月の定例会を開いてさまざまな取り組みを行っていく。
第1回目の定例会
第1回目の定例会では、これまでに意見交換をして決定したガイドラインの説明、活動内容の紹介、交流会などを実施する。これに先駆けて発足した課題チャレンジチームは中原区市民健康の森近くの井田長瀬緑地の不法投棄などについて現地調査を実施。地域の資源や魅力を探して地図を作る「なかはら宝さがし隊」は、16日に開かれる区民祭で区に関するクイズを解きながら会場を回るスタンプラリーを企画した。
今後は区民主導の方針の基づき、より多くの区民やサークル団体等の参加を募り、小杉駅周辺エリアマネジメント、こすぎの大学などのすでにあるコミュニティー団体、地域のキーマンとの連携も視野に入れる。
川崎市は2021年6月、市民を主体とする「これからのコミュニティー施策の基本的な考え方」を策定。これに合わせ、各区でSDCを創設して新しい仕組みづくりに着手した。中原区が2021年7月に開いた説明会には小学生から中高年まで幅広い年齢層が参加。苅宿の50代女性は「中原区をふるさとと呼べるような、誰でもやりたいことがやれるものにできれば。SDCは場所ではなく人のつながりでありたい」と思いを込める。
なお、第1回定例会は19日午後6時30分から8時まで。会場となる区役所かZoomによるオンラインで誰でも参加できる。区担当者は「自分のやりたいことを見つけ、実現できる場として気軽に参加してほしい」と呼びかける。
問い合わせは、企画課【電話】044・744・3149、【メール】65kikaku@city.kawasaki.jp