〈水車のある風景を後世に〉かつて小田原の荻窪用水で使われていた「駒形の水車」を修繕!

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〈水車のある風景を後世に〉かつて小田原の荻窪用水で使われていた「駒形の水車」を修繕!
新しくなった駒形の水車

小田原市が所有する駒形の水車(市内荻窪)が2月上旬に付け替えられた。「小田原税務署西」信号から西に約500m進んだ場所にあり、荻窪用水を利用し米つきなどに実用していたものとしては唯一現存している。

水車は、小田原城天守閣の改修などを手掛けた芹澤毅棟梁が9年前に一度修繕したが、風雨にさらされ劣化が進んでいた。「水車のある風景に価値がある」として市文化財課が、再び芹澤棟梁に依頼。松材を使い新たに作り直した。棟梁は「風情を残し、近隣住民に喜んでもらえたら。特殊な施工技術がいるので、後継者育成にもなった」と話した。

市農政課によると、現在は農業用水の利用がないため水車は回っていない。修繕後に水車の前を通った住民は「前はボロボロだった」「動く姿が見れるといいですね」と興味を示していた。

住所

神奈川県小田原市駒形の水車

公開日:2023-02-28

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