長後こども食堂などを運営するNPO法人ことりのおうち(高見広海代表)の新たな拠点「藤沢こどもハウス」(高倉638の2)で6日、子どもたちが約8mの壁画を描いた。
子どもたちからの声で
地域の子育て支援に取り組む同法人では、子どもたちにとって心地よい居場所を作ろうと、空き家を改装して同ハウスをオープン。玄関前の壁が大きかったことから、子どもたちから「絵を描きたい」との声があがり、6日に行われた「お泊り会」の際にペンキで作品づくりに挑戦した。
中心となったのは、中学1年生の鈴木奏空(かなた)さんと中村心絆(ここな)さん。鈴木さんが手を重ねる子どもを描き、中村さんは木に止まる小鳥を描いた。さらに現場に居合わせた子どもたちも協力して、虹や花、昆虫、手形など、自由な発想で白い壁が鮮やかに彩られた。完成後は、温かみのある壁画に道行く人も笑顔を見せていた。高見代表は「予想以上の素晴らしい絵を描いてもらえて感謝。子どもはもちろん、保護者の方にとっても心地よい場所にしていきたい」と話す。