ボッチャの人気が高まる
パラリンピックの正式種目「ボッチャ」。麻生区スポーツ推進委員会は7月17日(月・祝)、「麻生区ボッチャ大会」を麻生スポーツセンターで開催する。岡上では、2022年地域住民が主体となって構成された「岡上ボッチャ倶楽部」の主催で7月22日(土)、ボッチャのミニ講演と体験会を麻生市民館岡上分館で開催するなど、区内でボッチャの人気が高まっている。
白いボール(ジャックボール)に赤・青のボールをいかにして近づけるかを競うスポーツ「ボッチャ」。障害の有無や年代を問わず楽しめるだけでなく、世代間の交流にもつながるとして、各地で行われている。
7月17日「麻生区ボッチャ大会」
麻生区では2022年12月、総合型地域スポーツクラブ「わ・わ・わクラブ」の主催で初めて「麻生区ボッチャ大会」を開催。16チーム50人以上が参加して盛り上がりを見せた。2回目となる今回は、麻生区スポーツ推進委員会が主催。小学生以上の区内在住・在勤・在学者(区内を中心に活動する団体に所属可)を対象に、1チーム3人、32チームを募集。詳細は区ウェブサイト。同委員会事務局は「東京パラリンピックからのかわさきパラムーブメンを継続させたい。ボッチャの普及啓発に努め、麻生区からこの競技を盛り上げていきたい」と語る。
地域交流の場に
岡上分館では、2年前にボッチャを学ぶ講座をシリーズで開催。参加した人たちで結成されたのが岡上ボッチャ倶楽部だ。代表を務め、2022年の区の大会で優勝した尾中謙治さんは「障害を持つ人もない人も年齢も問わず、みんな平等で競えるのが楽しい。一緒にプレーすることで障害を持つ人の理解にもつながる」と魅力を語る。
7月22日「ボッチャのミニ講演と体験会」
同倶楽部の企画・運営で実施するミニ講演会は、(一社)日本ユニバーサルボッチャ連盟の渡辺美佐子さん、重度の脳性まひがあり横浜ボッチャーズでプレーする仲俣海翔さんを講師に迎える。ルールや体験談などを聞いた後、体験会も行う。先着24人で24日から申込み受付(同分館【電話】044・988・0268)。参加無料。
区内では麻生区老人福祉センター、各町内会などでも大会や体験会を実施するなど、人気が高まっている。尾中さんは「ボッチャで地域の交流の輪が広がれば」と期待を寄せる。