空き家問題は「まず、どう相続するか」
社会問題となりつつある「空き家問題」。「空き家にしないために、まずどう相続するかが大切」と話すのは、16号コーナン相模原小山の裏手、閑静な住宅街の中にある「八木貴弘司法書士事務所」の八木貴弘代表です。相模原市出身で地元のことを知り尽くした「相続・遺言・成年後見・家族信託」の専門家である八木代表に、空き家問題から読み解く相続のきほんを教えていただきました。
八木貴弘司法書士事務所
不動産登記・商業登記をはじめ、相続や遺言の手続き、成年後見・任意後見・信託、企業法務、事業承継、離婚手続き、生活再建支援まであらゆる手続きをサポートしてくれる地域密着の司法書士事務所。相模原生まれ・相模原育ちの代表が、地元の知識と人脈も活かしながら、相談者ひとりひとりに寄り添い、丁寧に向き合ってくれます。相模原市・町田市・八王子市にお住まいの方には、「相続・遺言・成年後見・家族信託」に関する「出張・無料」法律相談も実施中。
自分の家、親の家・・・この先どうする?
空き家の固定資産税が6倍に?
全国的に社会問題となっている空き家問題。空き家が放置されている要因のひとつは、家が建っていれば固定資産税が減額されるから。更地にするよりも、税金の負担が小さくなっていたのですね。
しかし、各地での空き家の管理不足などの問題を受けて、令和5年6月に『改正空き家対策特別措置法』が公布されました。これまで対象だった、放置すれば倒壊など危険になる恐れのある「特定空き家」だけでなく、適切に管理されていない「管理不全空き家」も、「そのままでは特定空き家になる恐れがある」として固定資産税の軽減措置が適用外になり、固定資産税は最大6倍になる可能性」があります。
(「管理不全空き家」の具体的な基準および制度の詳細な施行時期は、2023年9月23日現在、まだ明らかになっていません。最新の情報はご確認ください。)
空き家問題は「相続問題」
改正空き家等対策特別措置法の影響を受けるのは、現在空き家をお持ちの方だけではありません。空き家も、もとは誰かが住んでいた家。つまり、これから不動産を相続する可能性があるすべての人にとって、人ごとではありません。
そう聞くと、「考えていなかったけど、それなら親の家は相続しない方がいい?」「今ある自分の家、自分がいなくなったあとはどうしよう」と不安な声も出てきそうですね。実は、手続きが複雑で、親族間トラブルの原因にもなると言われている不動産相続。そんな不安や疑問は自分で抱え込まず、専門家に聞くのが1番です。ということで、地元相模原を拠点に多数の解決実績を持つ「八木貴弘司法書士事務所」の八木代表に、不動産相続の考え方の基本を伺いました。
「相続」のきほん
相続とは
「相続とは、故人が所有していた財産を、法律で定める一定の親族が引き継ぐこと」相続は手続きが複雑なだけでなく、様々なトラブルを生じさせるといわれています。遺言が不明瞭だった場合や、遺産分割協議がまとまらない場合など、仲が良かった家族や親族が相続をきっかけに険悪となり、生涯にわたってその軋轢が解消されないということも珍しくないといいます。
相続する人、残す人
「遺産なんてないと思っていたけど、相続で兄弟と揉めてしまった」「親から不動産を相続したけど、遠方で管理に手が回らない」・・・誰もに降りかかる可能性のある相続トラブル。どうしたら防げるのでしょうか。八木代表は「まずはこれから自分の財産を下の世代に残していく者が、相続が「争続」とならないよう対策し、トラブルが生じないように努めることが大切です」と話します。相続トラブルを生まないためには、まずは自分がいなくなったあとのことを、ちゃんと考えて対処しておくことが重要なんですね。
具体的にはどうしたらいいの?
相続は、手続きが煩雑で、専門知識がないと対応の仕方が分からないことも多いといいます。自分たちで手続きしようとして、親族間トラブルに発展してしまうことも。そうなる前に、専門家に相談しましょう。下の世代に「残していく人」は、自分の財産をどうするのか専門家と相談してきちんと考えておく。財産を「相続した人」は、信頼できるプロを見つけ、適切な手続きを行う。「万が一なにかトラブルがあった時は、早めに相談することが大切です」。
トラブルになる前に専門家に相談を
八木貴弘司法書士事務所では、「相続登記をしたいけど自分一人でできない」、「相続放棄したいけど手続きがわからない」、「相続手続きを専門家に任せたい」などのお悩みを丁寧に聞いて、適切な対応を一緒に考えてくれます。地元出身ならではの豊富な知識と経験はお墨付き。一人ひとりに真剣に向き合い、真摯に対応してくれるので安心です。相続問題にお困りの方だけでなく、今後について専門家に相談したいという方も、まずは八木貴弘司法書士事務所に相談してみてはいかがでしょうか。
相模原市・町田市・八王子市にお住まいの方には、「相続・遺言・成年後見・家族信託」に関する「出張・無料」法律相談も実施中。お問い合わせ・詳細は、HPへ。
代表 八木貴弘
昭和60年6月26日生まれ O型
平成21年3月に明治学院大学法学部を卒業。神奈川県内の司法書士事務所で経験を積み、平成27年7月に相模原市緑区橋本で独立開業。令和2年3月、相模原市中央区小山に事務所を移転。所属する相模原青年会議所でも意欲的に活動し、地域活性化にも貢献しています。
2015年2月~2017年2月:神奈川県青年司法書士協議会 会長
2015年6月~:神奈川県司法書士会 相談事業運営委員会 委員長
◾️神奈川県司法書士会会員 登録番号1498号
◾️簡裁訴訟代理関係業務 認定番号901321号
◾️(公社)成年後見センター・リーガルサポート会員