2023年の移動人口(引っ越しによる人口の増減)が発表されました。茅ヶ崎市では子育て世代の転入者超過数が増加しており、昨年に引き続き子育て世代に住まい・暮らしの場として選ばれています。
転入超過が再加速、東京都特別区部と政令都市を除く市区町村の中で1位!
2023年の1年間の人の移動をまとめた「住民基本台帳人口移動報告」を総務省が1月30日に発表しました(発表資料はこちら)。2023年の茅ヶ崎市への転入者は10,135人、転出者は7,615人で、転入者が転出者を2,520人上回る転入超過でした。昨年と比べると転入超過は960人増で、全国の市区町村の中で9位、東京都特別区部と政令指定都市を除いた一般の市町村の中では1位した。
子育て世代の転入超過数は茅ヶ崎市は全国3位!
メディア等では「東京圏(一都三県)の転入超過数が拡大」と報道されていますが、東京圏の中でもその姿は様々です。1位の東京都特別区部は15~29歳が大幅な転入超過で、その他の年代は転出超過でしたが、茅ヶ崎市は15~29歳だけが転出超過で、その他の年代は転入超過なのが特徴で、東京都特別区部と正反対の傾向が見られます。特に0~14歳と30~44歳は大幅な転入超過で、両年齢層共に全国の市区町村の中で3位となっています。
このような人口動態の背景には、大学入学や就職のタイミングでは都内を中心に茅ヶ崎から引っ越してしまうが、子育て世代になると茅ヶ崎でのライフスタイルやこのまちの雰囲気に共感し、子どもと一緒に引っ越してくるという流れがあるだろうと想像されます。上位30市区町村の中には10位に平塚市、26位に藤沢市があり、両市ともに0-14歳と30-44歳の転入超過数が上位で、コロナ禍を経ても引き続き湘南地域が子育て世代に住まい・暮らしの場として選ばれ、特に茅ヶ崎ではその傾向が顕著でした。
人口全体では、少子高齢化により自然増が少なく自然減が多いため、転入超過による社会増と自然減を差し引くと、1年間で1,369人増加し、2024年1月1日現在の人口は245,728人でした。