そごう美術館では、2025年1月16日(木)~ 2月25日(火)の期間、手塚治虫氏の作品の中でも人気の高い『ブラック・ジャック』の』史上最大規模の展覧会が開催されます。
顔に傷のある黒ずくめの天才外科医ブラック・ジャックと、彼が生んだ “18 歳で 0 歳” の女の子ピノコ。医学博士であった手塚治虫が描き上げた強力なキャラクターたちが繰り広げる医療物語は、人間や生きものの命とそれを救う医療、人としての生きざまや、そもそも「医者は何のためにあるのだ」という根本的な問いにまで至ります。
臓器や手術法の描写はもちろん、患者に対する接し方や、生命に対する哲学的なまなざしなどはいまなお現役医師たちからもリスペクトされています。
会場構成
『ブラック・ジャック』は全部で 243 話ありますが、展覧会全体を見ていただくと、そのすべてが網羅できる形になっています。
第1室
作品の登場人物を作品とともに展示し、『ブラック・ジャック』が織り成すストーリーをわかりやすく紹介します。
第2室
手塚治虫が『ブラック・ジャック』を生み出すにいたる背景を当時の資料とともに紹介。手塚プロの関係者、出版に携わった編集者などの証言映像の上映も。
第3室
『ブラック・ジャック』というマンガがどんなものなのか、分かりやすくキーワードごとに展示しています。
第4室
「医療マンガ」としての魅力、現代に通じるその社会性を深掘りしています。