足の悩みは靴で解決
人生100年時代。長く健康でいる秘訣は「歩くこと」。身体機能が低下している状態を意味する〝フレイル〟に陥らないためにもたくさん歩いて健康を維持しませんか。逗子市のなぎさ通り商店街にある「メディスタイル 足と靴のサロン」では、全国で約400人しかいない上級シューフィッターがあなたにぴったりな靴を提案してくれます。実際に同店で靴を購入した人に話を聞いてみました。
いろいろな靴を試してみたが・・・

靴を手に笑顔の松野さんご夫妻(60代)
話を聞いたのは逗子市逗子にお住まいの松野さんご夫妻。
正人さんは仕事でずっと革靴を履いてきて、足の甲と小指のあたりが擦れた感じで痛みがあったため、いろいろな靴を試してみたものの、どうもしっくりこなかったとのこと。
則子さんも自分に合う靴が見つからず、「靴は我慢して履くもの」と思っていました。
そんな折、則子さんは足の爪が割れたことで通院していた皮膚科(逗子メディスタイルクリニック)で「足と靴のサロン」では靴のフィッテングをしてもらえると聞き、町内会の集まりに同店のスタッフを招待。実際にフィッティングをしてもらったところ「これはいい!」と実感し、「これなら本当に自分に合った靴が見つかるかも」と思ったと言います。
実際、購入した靴を履くことで二人とも足の痛みがなくなったそうです。
則子さんは「もう他の靴は履けない感じ。東京まで通っていると、もし大震災があった時に歩いて帰らなきゃならないことになるので、ヒールとか、おしゃれな靴はもう履けないなと思う」と話してくれました。
正人さんは「履き心地がすごくいいので、仕事の時に履く革靴でもこうしたコンフォートシューズがあればなおいいですね」と満足そう。
計測器を使って足のチェック!
どのようにして最適な靴を選ぶのか、その様子を見学しました。
- まずはしっかりとしたカウンセリングから。足の悩みをしっかりと聞きます。

足の悩みをしっかり聞きます
- 次に足のサイズを測ります。
- さらに、専用の計測器を使い、土踏まずの状態などをチェック。

計測器で足の状態をチェック

パソコンのモニターでしっかり確認

計測結果をもとにアドバイス
- 計測結果はすぐに出るので、そのデータを基に靴選びのポイントを聞くことができます。
症状によっては5本指ソックスや、足のむくみ軽減が期待できる着圧ソックスなどの提案もしてくれます。

ソックスなど様々な角度かアプローチ
「自分の足を知ってほしい」上級シューフィッターの山内さん
「メディスタイル 足と靴のサロン」でアドバイスをしてくれるのはシューフィッターの山内礼美さん。山内さんは日本全国で400人しかいない上級シューフィッターの資格を持つ、靴のスペシャリストです。

上級シューフィッターの山内さん
山内さんは「足に悩みを抱えていても放置している人が多いと思います。また、ご自分の足のサイズや特徴を分からないまま靴を選んで『合わない』と言っている人もたくさんいます。足のサイズだけではなく今の足の状態を知っていただくことが大事だと思います」と話します。
「当店ではまず足のトラブルなど特徴、状態を見させていただきます。そのうえでサイズを測り、機械で足の裏の状態をチェックし、加重のかかり方や左右のバランスをみます。ご希望があれば合う靴を選んでフィッティングもさせていただきます。
また正しい靴の履き方の話や、今履いている靴の調整を行うこともできます。お伝えしたいのはご自分の足を知ってくださいということ。そこを知らずに間違った靴選びや履き方をしている人がたくさんいます。例えば楽だからという理由でユルユルの靴を履くと、靴の中で足が動いてしまい、タコや巻き爪、またアーチが崩れてしまうことから、外反母趾や足底筋膜炎などにつながります。
無理に靴を買わなくても、まず足を知るためにご来店いただければと思います」
豊富な品揃え

ドイツやイタリアなどのコンフォートシューズを品揃え
同店ではいろいろなニーズに応えられるように、国内外のコンフォートシューズをラインナップ。
ドイツ製ではGanter(ガンター)、Finn Comfort(フィンコンフォート)など骨格まで考えて作られているブランドや、おしゃれなデザインに定評があるara(アラ)が並びます。イタリアの登山靴メーカーが立ち上げたLomer(ロメール)は雨や雪など滑りやすい時などでも履きやすそう。
- ガンター
- アラ
- フィンコート
- ロメール
日本のメーカー、アサヒシューズは外国製に比べると求めやすい価格で人気だそう。

アサヒシューズ
医療機関と提携で安心
同店は「逗子メディスタイルクリニック」と提携しているので、足のトラブルについて、医療的見地からもアドバイスが受けれらます。同クリニックの徳永理恵医師は「100歳を超えても自分の足で歩けるようにしたいですね」と足で悩む人にエールを送ります。

徳永医師と山内さん(右)