コース概要
表丹沢県民の森-黒竜の滝 徒歩約15分
コース難易度★☆☆
登山初心者や子どでも歩きやすくアップダウンが比較的少ない
表丹沢県民の森から出発
戸川公園のある「大倉」バス停から「黒竜の滝」(こくりゅうのたき)入口まで歩き甲斐のある道のりが続きますが、まさに表丹沢の裾野に広がる林道や川、田園風景が満喫できる気持ちの良いコース(※平日限定で渋沢駅北口から「県民の森入口」まで行ける『かみちゃん号』が走っています)。
途中、バス停「県民の森入口」から約1時間ほど歩くと左手に「表丹沢県民の森」が現れ、その右側に「黒竜の滝」入り口となる看板があります。
いきなり下山が続きますが、しっかり整備されている山道なので脚への負担も少なく、子どもの脚でも大丈夫です。ゆっくり降りていきましょう。
四十八瀬川に合流
川の音もどんどん大きく聞こえてきます。夏場でもひんやり冷たい天然のクーラーを感じながら山道を下りきると、塔ノ岳と鍋割山を源流とし、秦野市内で最もきれいな川と言われている四十八瀬川(しじゅうはっせがわ)が現れます。
そこで待ち受けるのは、さほど高低差はありませんが、スリル感ある人ひとり分通れる丸太橋(高所恐怖症の方はゆっくり進みましょう!)。
ピクニックテーブルのある芝生広場も
この丸太橋を渡り切ると子どもたちは四十八瀬川の川辺で川遊びもでき、大人はのんびり休憩できる芝生広場があります。ピクニックテーブルもあり、お弁当休憩もできます。
黒竜の滝に到着
ここからは、あともうひといきです。比較的アップダウンの少ない道ですが、大き目の石も少し多くなるので足元に気を付けて…と思っていると、黒竜の滝に到着です。
落差15mとこじんまりとした滝ですが、足元は平坦かつ滝の周りには遮るものがないので、手を伸ばせば滝に触れることができます。
滝壺も小ぶりで浅いです。子どもの夏休みの自由研究に黒竜の滝を選んでも面白いかもしれませんね。
祈祷師の庵「黒竜さん」が由来
黒竜の滝は「黒竜さん」という祈祷師の庵があったことからだそう。山深いところにあるものの、大変繁盛していて大山さんや道了尊にも引けを取らなかったと言われています。
その一方で、ゴツゴツとした黒光りの岩肌の間から草が竜の髭のように伸びているので、その光景が“黒竜”に見えなくもない!?そんな妄想広がる穴場の滝スポットです。
休憩スポットは黒竜の滝入口にもあり
黒竜の滝入口がある表丹沢県民の森周辺にはお弁当、ピクニックに最適な芝生広場やあずま屋が充実。トイレもあります。