<お知らせ>
以下の日程で開催されます。
2024年9月の整備運行日:17日(火)
(1) 午前10時30分頃から
(2) 午後1時30分頃から
(3) 午後2時30分頃から
※整備の状況により多少前後する可能性があります。
※荒天の場合を除き、雨天決行。
山北鉄道公園(山北駅下車徒歩2分)では日本最大の貨物用機関車として活躍したD52型機関車(通称デゴニ)の動く姿が見られます。「日本でD52が動くのはここだけです」(山北町)。
運行距離は、動輪2回転分となる12m。短いと思いきや、この距離の運転は至難の技なのだとか。間近で大きな汽笛とともに「出発進行」するSLには子どもから大人まで圧倒されるはずです。
2016年にD52奇跡の復活
かつてD52が走っていた「SLのまち」である山北町。1944年(昭和19年)に製造され、山陽線、東海道線を経て、51年(昭和26年)からは御殿場線の国府津〜沼津間で活躍。電化に伴う68年(昭和43)の廃車までは旅客列車も引くなど地域でも親しまれてきました。
「鉄道の町と言われ栄えた時代を思い起こし、歴史を再認識してもらおう」と山北鉄道公園での静態保存から動態保存への移行を検討を開始。2016年、SL機関士の故・恒松孝仁(つねまつ・たかひと)さんらメンバーは見事、SL復活を成し遂げました。
運転は石炭ではなく、大型コンプレッサーを2基搭載させた圧縮空気で動かされます。「D52が動態保存されている場所はない。動けば価値が倍増する」と話す山北町では、年間を通じてSLにまつわるイベントが楽しめます。