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<マム04 重田ゆきさんの茅ヶ崎暮らし>これからも“ちょっとやってみたい”をかなえていく。家族と地元の子育てママたちと

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<マム04 重田ゆきさんの茅ヶ崎暮らし>これからも“ちょっとやってみたい”をかなえていく。家族と地元の子育てママたちと

子育てを機に仲良くなったママ友たちと家族ぐるみの付き合いを続けている。ママ同士、パパ同士、子ども同士、それぞれに“やってみよう”の精神で毎日楽しく。一生続きそうな複数家族とのお付き合い。これって、“茅ヶ崎あるある”らしい。

茅ヶ崎市高田在住 重田 ゆき(しげた・ゆき)さん
茅ヶ崎市生まれ。仕事で東京・長野に住んだのち、茅ヶ崎にIターン。夫と、中3の長女、中1の長男、小4の次男、小1の次女の6人暮らし。子育てママのサークル「マム04」副代表。

「ちょっとやってみよう」と行動する。元気な人が暮らすまち

ほんの数年、東京と長野で暮らしたが、人生のほとんどを茅ヶ崎市で暮らしている。

藤沢生まれの夫と茅ヶ崎暮らしを選んだのは、夫の言葉から。「自分は職場のそばに実家がある。茅ヶ崎に住めば同じ町に住むご両親とまちで会うことも。親に会えるのは良いことだよ。」茅ヶ崎のアパートで1年半ほど暮らし、すぐに戸建てを買った。夫との間に4人の子どもがいる。「3人兄弟も多く、6人兄弟もあり!が、茅ヶ崎あるあるだと思っています。」

そんな重田さんの茅ヶ崎のイメージは、「ママもパパも明るくて行動力がある人がすごく多いです。子どもが0歳児のときから未就学児サークルに入ってママ同士が仲良くなり、よく5~6家族でキャンプや旅行に行ってました。今もママ同士は、“ちょっと時間あるんだけど、1時間ぐらい飲む?”と1000円ぐらいでちょっと飲める店に集まったり。子どもたちが就学して学区が違う今でも仲良しです。他にも、夏休みのボランティアに誘い合って参加したり。寝食をともにしてきたつきあいなので、つながりは強いですね。」

「ちょっと、なんかやってみよう」、そう誘い合って始まるものも多い。重田さんが「子どもの野球、見てあげて」と言っても動かなかったパパ(笑)は、ほかのパパに誘われ、子どもの野球チームのコーチを始めた。小学校ではおやじクラブにも参加。学校のイベントにも参加するので、子どもは学校の先生から「重田のお父さんに世話になったんだよ」と声がかかる。パパも家で学校でのことを話すので、子どもたちもうれしい。

「親たちの活動で、子どもたちが学校を好きになっていると感じています。長男から“学級委員、やってみようかな”、長女から“合唱祭のソロ、やってみようかな”の声が聞かれるのはうれしいですね。」

親も子どもも自立して、それぞれが楽しんでいる

行動派が多い茅ヶ崎は、多趣味な人が多く、サークル活動も盛んだ。出展者が多く集まる地域のお祭りもにぎわいをみせる。彼らは敬意を込めて“作家さん”とよばれる。重田さんはこの日も愛用の作家さんの作品をみせてくれた。ママたちはカラーセラピーや陶芸などを自分たちではじめ、パパも自分たちでチームを作りスポーツをする。子ども抜きで、自分たちも楽しむ時間を持つ。

「子育て熱心な親が多いけど、親も子どもも自立しています。それぞれが楽しんでる。子どものために自分を犠牲にはしていないと思います。いろいろな世代が自分のやりたいことを見つけて、自分の楽しみとして行動を起こしています。

“作家さん”による、スズランテープで制作されたバッグ

ママの“やりたい”をサポートする「マム04」

行動的な人が多い一方、そうではない人も「ちょっと出てこない?」と誘える場を。そんな思いで作られた子育てママのサークル「マム04」で働く。

「ママの孤立やさみしさがなくなるといいねと、月に1回、イベントやサロンを行っています。市の文化生涯学習課と一緒に事業運営している“ツムグちがさき”です。」初めはベビータッチや英語リトミックなど、親子のための企画が多かったが、最近では料理系のイベントの講師をシニアが務めるなど、多世代交流ができる工夫をしている。

「ママになって仕事ができない、やりたいことができないというママのために、ママ講師を育てたい思いもあります。私が今習っているヨガの講師は、マム04のヨガイベントに参加したママがヨガに目覚めて、資格を取って先生になったんですよ。」

人とのつながりが濃いまちだ。だれかが教室を開いたと聞くと、「じゃ、行くよ!」と人が集まる。「〇〇ちゃんのママがケーキ屋さんを開いたんだって」と聞けば、「じゃ買いに行こう」。そうしてどんどん人が集まっていく。それが茅ヶ崎というまち。

3軒隣まで自分の子。そんな空気が大好き

「ずっと今のまま、楽しく暮らしたい。富士山も日の出もきれいに見えるこのまちで。海に散歩に行ったり、夏は仲良し家族と地元でキャンプしたり、正月は家族で海沿いの国道へ出て、箱根駅伝を応援したり。歳をとっても“やってみたい”を友達や家族と共有して、ずっといろいろなことをしていきたい。」と話す重田さん。

「よく子どもが家に友達を連れてくるんですが、そのまま夕飯をうちで食べて、中学生になった今も泊まっていく。“明日の朝、送って行って~”と甘える子どもたちに“明日、学校でしょ。ダメだよ”って。そんな会話ができるのが幸せなんです」
子どもたちが町を歩いていても大人が声をかけてくれる。親同士の情報交換も密だ。「この前、みかけたよ」「彼氏といたよ」。近所の大人の目がいろいろなところにある。

3軒隣まで自分の子、ひと昔前のそんな空気が残っているんですよね。わたしもこの地域に育ててもらった。だから、このまちの良さを伝えていきたいです。」

Information:
マム04ブログ
https://ameblo.jp/mom04shonan/
ツムグちがさき
https://mom4chigasaki.wixsite.com/tsumugu

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公開日:2021-04-01

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