まだまだ長引いている新型コロナウイルスの影響。町内会・自治会活動も影響を受け、盆踊りや区民祭など、宮前区内の大きなイベントはこの2年開催できていない。一方、そんな中にあっても町内会・自治会は、地域住民のための活動を続けている。
昨年7月からはじまった、川崎市による町内会・自治会活動の活性化に向けた新たな補助制度『活動応援補助金』を活用し、区内の各町内会・自治会は地域防災や環境美化、社会福祉などに役立てている。
災害時に地域住民の安否を確認する際に活用できる防災タオルの制作や、備蓄品の充足で地域防災を。防犯パトロールの備品や防犯カメラ維持管理で地域の安全安心を。清掃道具や防鳥ネット、補修用ペンキ、花苗などで環境美化。高齢者見守り活動や敬老祝賀会の開催で社会福祉などなど-。
ほかにも、参加交流を後押しするイベント開催費用や講師費用、少年野球・少女ソフトなどの活動費の一部も賄われた。普段目にする町内会・自治会掲示板や会報誌などの情報共有にも役立てられている。所によっては会館にwi-Fiを設置した会もある。
どれも地域住民に役立ててもらおうと、またはいざという時のための備えとして整備されたものの、ほんの一部だ。コロナ禍にあっても、地域住民が普段通りの生活が送れるよう、またいざという時の備えのために活動は続いている。
これら町内会・自治会活動などは、地域の掲示板ほか、宮前区のご近所情報サイト『みやまえご近助さん』で随時情報発信している。宮前区地域振興課担当者は、「各町内会・自治会とも、コロナ禍にあってもできることを模索しながら、地域のためにと活動を続けている。こんな時だからこそ『向こう三軒両隣』、地域のつながりを大切に。補助金を活用し、今後もより活発に活動を続けてほしい」と呼びかけている。
加入などの問い合わせは事務局(宮前区役所地域振興課)【電話】044・856・3135。
みやまえご近助さん【https://www.miyamae-gokinjosan.com/index.php】
町内会・自治会加入【https://www.miyamae-gokinjosan.com/town_otoiawase.php】