02.川崎市北部市場『市場メシ』食堂街全8店舗をまとめてご紹介!平日早めのランチがねらい目

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02.川崎市北部市場『市場メシ』食堂街全8店舗をまとめてご紹介!平日早めのランチがねらい目
関連棟3階 食堂街

これまで川崎市北部市場のお買い物レポート「入門編」「探索編」と書いてきましたが、今回は気になっていた「市場メシ」の取材を台風一過で町は大混雑の2019年9月9日に敢行。市場の皆さんは、台風真っただ中の1時2時ころから通常通りお仕事されていたようです。こういう市場の方たちの力で私たちの食卓は支えられているんですね。

さて、食堂街ですが、市場内の中央に位置する「関連棟」の3階にあります。営業時間は大体朝8時(ワイズキッチンは10時から)~13時半頃までです。市場が開場している日は営業、が基本です。ただし、GWなど市場の開場が不定期になる期間は、各店舗によって営業が異なる場合がありますのでご注意を。
ご紹介するのは以下8店舗です。

【目次】
鮨 あらい
よしむら
さか本
天秀
シェット
ちゃちゃ
伊豆屋
ワイズキッチン

まず伺ったのが『鮨 あらい』。以前、「探求編」の取材の際、熟成魚のお話を伺いました。店主の新井隼人さんは、あざみ野の某有名店での修業を経ての開業です。開業して、1年2か月です。実は新井さん、すし職人になる以前は、この川崎市北部市場の水産棟で働いていました。魚の目利きは、お任せです。

店主の新井さん。

さて、イチオシメニューで出してくれたのが海鮮丼です。

海鮮丼(1500円 10月以降予定価格は1700円)税込

この日のネタは、津軽で採れた「本マグロ」「しまあじ」「ホタテ」「いくら」「シメサバ」「生白魚」「さんま」「海老」「卵」です。

新井さんのこだわりは、冷凍ものは使わない事。朝2時には市場にきて、今日の食材を仕入れ、仕込みます。なので季節によって海鮮丼のネタも変わります。市場だからこその、新鮮なその日手に入る食材を使ったお鮨。一度食べてみる価値ありですね。

鮨 あらい 044-975-2858

『よしむら』は、市場内に開業して9年目。店主は大のベイスターズファンの内田一夫さんです。以前は溝口で串焼き屋さんをされていたとか。

店主の内田一夫さんと女性スタッフ

「よしむら」のおススメはセットもの。今回は「アジフライセット」と「もみじセット」を用意してくれました。

アジフライセット。この日はカンパチのお刺身とかぼちゃ・肉豆腐が付いていました(1000円 10月以降未定)

ボリューム満点のもみじ丼 1600円税込 10月以降未定

当日お店にご飯を食べに来ていた水産棟で働いているという男性にお話を聞いてみました。この方、毎日のようにこの「よしむら」でご飯を食べていると。「魅力は?」と聞くと「お米と小鉢たちが美味しい」と。メインは?と思いましたがそれは「美味しくて当然のこと」のようです。そして店主の人柄。食後は「じゃ、また明日」と帰って行かれました。

毎日食べても飽きない美味しさも、市場メシの魅力かもしれません。

よしむら 044-975-2859

「さか本」は現在の店主、河西英樹さんのおじさんが開業したお店。市場で開業して34年目を迎えます。現在も暖簾には「生蕎麦」の文字が残りますが、河西さんは元寿司職人なので、現在は2代目となる河西さんのお母さんが中心となるお蕎麦と、3代目の河西さんがやっている鮨と、どちらも食べられます。

今回のおススメは海鮮丼。写真はこの日のもので、内容は季節によって異なります。

海鮮丼 1300円(10月以降予定価格 1350円)税込

蕎麦のお出汁や天ぷらの担当として、現役で厨房に入るお母さんは72歳。足がしんどいと話しながらも元気に立ち働く姿は、さすが長年お店を切り盛りしてきた方です。

3代目店主の河西英樹さん(後)と2代目の母、河西秋子さん(前)

さか本 044-975-2857

「天秀(てんひで)」を仕切る店主は池上広美さん。以前の店主と知り合いで、20年前に頼まれてフロア配膳をするパートとして働き始めた池上さん。「まさか自分がオーナーになるとは思っていなかった。」と。元店主は市場内の魚の仲卸さん。現在でも、朝の市場の仕事が終わると店に来て厨房に入ってくれるそうです。

店主の池上広美さん

現在はお嬢さんと2人で店を切り盛りしてます。忙しい土曜日はお孫さんも手伝いに来てくれるそうです。今回ご用意いただいたのは、「天秀定食」です。

天秀定食 1500円(税込・10月以降未定)

写真にはありませんが、こちらのお店では「牛もつ煮」「クジラの刺身」も食べられます。中には「クジラのお刺身」を目指して来店される方もいるそうです。

また休場日や通常の閉店時間以降の夜にも、団体での予約が入れば対応してくるとの事。年末の忘年会や、ゴルフコンペ後のパーティなどでの利用もあるそうです。

天秀 044-975-2860

「シェット」の店主、小林義寛さんは78歳で、食堂街最長老。市場で店を開いて35年。

店主の小林義寛さん

「80までは大丈夫」と娘さんに励まされながら、厨房に立ちます。こちらでは市場内では珍しい洋食が食べられます。おすすめはハンバーグ定食。

ハンバーグ定食 1,050円(10月以降予定価格1,100円)税込

そして、豊洲市場から仕入れているマグロの中落ちが食べられる「中おち定食」も人気メニューとのこと。中落ちは「150g以上はあるんじゃないかな」と小林さん。

中おち定食 1,100円(10月以降未定)税込

その昔呉服屋さんからスタートして、五反田で炉端焼き店を経て市場へ。

市場では珍しい洋食を出す店としてテレビの取材を受けたこともあるそうです。一度は食べてみたい「市場の洋食」です。

シェット 044-975-2861

「ちゃちゃ」は美味しいコーヒーとモーニングセットなどが売りのお店です。市場にお店を出して10年。店内で焙煎したコーヒーと自家製食パンが楽しめるモーニングがこちら。

モーニングセット 700円税込 10月以降も同様

店長とアルバイトの女性スタッフがサイフォンでコーヒーを淹れ、モーニングを出してくれます。伺った日は大学3年生の井上紗欧里(さおり)さんが手慣れた様子でモーニングセットを作ってくれました。

自家焙煎したコーヒー豆

1杯ずつ丁寧に入れてくれるコーヒー

ちゃちゃ 044-863-8133

和食「伊豆屋」は、北部市場がこの地に開場した時から現在まで変わらず営業を続けるお店です。現在の店主は2代目三田正行さん。ご両親が開業したこの店を若いころから一緒にやり、現在は店主となって続けています。

厨房に立つ三田正行さん

そしておススメメニューは各種サービスメニュ―650円。この値段で、ご飯みそ汁にメイン、小鉢が付きます。

サービスメニューC 650円(税込)10月以降は値上げ予定  天ぷらは海老・イカ・キス・茄子・ピーマン

市場開場当時は毎日60キロ以上のお米を炊いていたほど、市場全体に活気があったと話す三田さん。それでも現在でも毎日10キロのお米を早朝から炊いて、注文があった市場内のお店に、一人でお弁当を作って配達しています。「うちのメニューは価格は抑えめでも、ボリューム満点です」と話してくれました。

伊豆屋 044-975-2855

「ワイズキッチン」は市場に開店して3年半になるカレー専門店。店主の小椋さんはご実家が飲食店を経営。自身でも機会があれば開業を、と考えていたところ、この食堂街の店舗に空きが出たことを知り独立。カレーのスパイスを仕入れる繋がりなどがあり、以前から考えていたカレー専門店を始めました。

白を基調とした明るい店内

毎日玉ねぎを炒めスパイスを入れて炒め、カレーのルーを作っていきます。もちろん、具材によって合うルーの味も異なるため、ビーフ・チキンそれぞれにルーを作ります。

人気のメニューは2種類の味を楽しめるチキン&ビーフ。

人気の2種盛り 750円(税込)

そして、大盛りは無料!市場でお買い物がなくても、わざわざランチに行きたくなるお店です。市場には駐車場が豊富にあります。早朝の買い出しの時間を過ぎると市場はひと段落。ランチに車で行っても大丈夫です。

ワイズキッチン 044-750-8948

市場でのランチは平日の早めの昼がねらい目。一般客向けのイベントなどを行っている土曜日は、どの店もランチ時には行列ができます。平日は市場関係者の方がお昼には多いようですが、土曜に比べると一般客が少ない分、比較的並ばずに入れます。朝9時ころからゆっくり買い出し、車に荷物を置いて早めのお昼、が良さそうです。

是非、市場メシ、友達誘って出かけてみてください!

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住所

神奈川県川崎市宮前区水沢1-1-1 川崎北部市場内 関連棟3階

問い合わせ

川崎市北部市場 関連組合 事務局

電話

044-975-2874

044-975-2874

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公開日:2019-11-18

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