東名高速「横浜青葉I.C」から車で約1時間ー。やって来ました!ボルダリング施設「はだの丹沢クライミングパーク」。ここは、神奈川県秦野市の県立秦野戸川公園内に2020年6月にオープンした、ボルダリング施設です。開業前から話題となっていた新名所。初心者の記者が体験してきました!
- ボルダリングとは:高さ5m以下の壁に設定されたコースを、専用の靴で自らの身体だけで登っていくスポーツ。
1.受付で利用者登録
では、いざ施設の中へ入っていきましょう!まずは受付へ。初回は利用者登録が必要(無料)なので、それぞれ必要事項を記入。なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、体温や体調チェックなどの項目もあるのでご協力を。※2020年6月現在。
利用者登録が完了したら、受付横の券売機でチケットを購入。気軽に短時間楽しむ派なら「1時間」、たっぷり満喫したい派なら「1日」を購入しましょう。
料金表はコチラ。未就学児は無料なので、親子揃ってお得に体験できるのも嬉しいですね。1日利用の場合、時間内は出入り自由。食事などでの外出もOKです。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間、1回の利用時間を2時間まで、利用定員を25人までとしています。
対象/1時間利用/1日利用
未就学児/無料/無料
小学生・中学生/200円/700円
高校生・大学生/300円/1,000円
一般/500円/1,600円
その後は、受付でシューズとチョークをレンタル。
- ポイント シューズは足の指が少し曲がるくらい、少し窮屈かな?と思うくらいの大きさの方が良いそう。
- チェック情報 更衣室もあり、「仕事帰りにも気軽に立ち寄っていただけます」とスタッフ。レンタルシューズ(200円)や、「滑り止め用の粉」レンタルチョーク(100円)もあるので、手ぶらで来られるのも良い!
さて、いよいよ体験…と、その前に!経験者の方はこのまま利用できますが、初心者はまず「初心者講習」を受講します。シューズの選び方や利用上の注意、準備運動やボルダリング体験など30分くらい。スタッフの方に基本的なことを教わります。
2.いよいよボルダリング体験へ
おお!迫力がありますね。しかも、カラフルで美しい。横幅20m×高さ約5mのボルダリングウォール表裏の計2面を楽しむことができます。
- チェック情報 雨の日でも楽しめる全天候型の施設。シャッターの開閉で半屋外型の開放的な施設にチェンジ。
3.初心者コースに挑戦
今回は特別に、スタッフとして働いている関野奏子さんに指導していただくことに。人工壁だけでなく、外岩をよく登るそうです。「色々なコースに挑戦できて何度もトライできる。ゲーム感覚で楽しめるスポーツなのが魅力ですね」と関野さん。
- ルール:スタート時もゴール時も両手でホールドを持つ。登る時は同じカラーのホールドもしくは同じ形のカラーテープが貼られたホールドのみを使う。降りる時は、どのホールドを使ってもOK。※けがをする危険があるので、飛び降りずにホールドを使って降りよう。
垂壁ウォール7級に挑戦
難易度は、ホールドの横に貼られているテープの色によって変わります。8級~二段まで10段階に分かれていて、数字が大きいほど登りやすく、小さくなるにつれて難しくなります。また、ウォールによって傾斜が異なり、角度は85度から130度まであります。
記者は初心者なので、まずは90度の垂壁ウォール7級に挑戦です。登る前にまずはコースをチェックするのがポイントとのこと。「手と足の動きを事前にイメージしておくと、スムーズに登れますよ」。
言うまでもなく、想像以上に腕力と脚の踏ん張りが利かない記者。「踏み外して落ちそう…」とビクビクしながらも、関野さんの「ナイス〜」とのエールを背に何とか無事ゴールです。
塔ノ岳や弘法山の文字
よく見ると、表裏ウォールのてっぺんには「塔ノ岳」や「鍋割山」など名山の文字が。「壁ごとに、丹沢にちなんだ山の名前がついているんです」。さすが、秦野ならではの仕掛け。
4.傾斜角度130度の壁に挑戦だ!
「せっかくですからね!」と傾斜130度の「蛭ヶ岳」ウォールへ。4級のコースに挑戦した記者でしたが、想像を絶するキツさでスタート地点にぶら下がることしかできませんでした。達人の関野さんがスイスイとゴールした様子は、以下の動画でチェック!
30秒動画:「蛭ヶ岳」ウォール
- ポイント:傾斜がある所は、腕・脚の踏ん張りに耐えられるまさに強靭な体幹が必要だと痛感。初心者はスタートから次のステップに行ければ、かなりセンスが良いと思われます。
5.ボルダリング体験後記
いかがでしたか?記者は後日、並ならぬ筋肉痛に。でも、これも勲章!「はだの丹沢クライミングパーク」は初心者から競技選手まで満喫できる施設でした。全国でも有数の“スポーツクライミングの聖地”としてますます注目を浴びる秦野市。2021年度開通予定の「秦野I.C」からは、約1分のアクセス!半屋外型の3密回避の施設。ますます注目が高まりそうです。