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<移住者 松本篤史さんの茅ヶ崎暮らし>「子育て」、「仕事」、「趣味」を充実させるために選んだ湘南のまち

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<移住者 松本篤史さんの茅ヶ崎暮らし>「子育て」、「仕事」、「趣味」を充実させるために選んだ湘南のまち

茅ヶ崎市東海岸南在住 松本篤史(まつもと・あつし)さん
当時、一緒に仕事をしていたクリエイターが住んでいたことから打ち合わせで茅ヶ崎を訪れるようになり、のちに移住を決める。平日は都内の会社に勤め、休日はもともと好きだったサーフィンや移住後に始めたカヤックフィッシングなど趣味を目一杯楽しむ。

サーフィン文化が根付いた茅ヶ崎に移住

松本さんが茅ヶ崎に移住してきたのは約13年前のこと。「当時、趣味のサーフィンをするために、週末になると都内の自宅から神奈川や千葉の海に出かけていたのですが、2時間ほどのサーフィンのために往復4~6時間の移動が必要でした。時間がもったいないですし、出かけている間、家族を置いていくことに申し訳ない気持ちもありました。仕事、子育て、趣味の3つのバランスをとるためにはどうすればいいかを考えたら、『海の近くに住むのがいちばんいいだろう』と思ったんです」

ちょうどそんなときに、茅ヶ崎に仕事の打ち合わせで訪れる機会があり、何度か茅ヶ崎に通ううちに、松本さんは少しずつ茅ヶ崎の魅力にのめり込んでいった。

「茅ヶ崎にはサーフィンのポイントがたくさんあり、Tバーや漁港などの地形により波質にバリエーションがあり、また、サーフィン文化が根付いていることも大きな魅力でした。日本全国、サーフィンができるエリアはたくさんありますが、文化として根付いている場所は少ないのではないでしょうか。さらに、まちなみにも新と旧、和と洋がバランスよく混在していると感じました。ほかにも駅から海までの距離が比較的近く、都内への通勤も1時間程度でできます。そんなある日、試しに妻を茅ヶ崎に誘ってみたんです。しばらく一緒にまちを歩いてみると、とても気に入った様子で『ここに家を買おう』と彼女から言ってくれました。私としては願ったり叶ったり(笑)。当時2歳だった息子と、妻のお腹の中にいた長女と4人で茅ヶ崎に移住することを決めました」

移住してから始めたカヤックフィッシングで、交友関係も広がった

移住を決めてから、いろいろな物件を見たが、なかなか良い物件に巡り合わない。しかし今住んでいる家の土地を最初に見た瞬間、ピンときた。「直感的にここだと思いました。家族で暮らしているイメージができたんですよ」

直感は大当たり。実際に暮らしてみて、不動産情報にはない付加価値も感じていると言う。例えば、ご近所さんとの関係もその一つだ。

「近所の皆さんとはすごく仲がいいんですよ。家の目の前のちょっとした広場で子どもを見守りながら話をしたり、BBQや流しそうめんをしたりしたこともありました」

松本さんには茅ヶ崎に移住してきてから始めた趣味もある。「5年ほど前からシーカヤックを始めました。もともとバス釣りをしていたので、道具は一通り持っていましたが、海釣り用の道具をイチから揃えるよりも、カヤックならばこれまでのバス釣り用の道具を使えるだろうと考え、小さなカヤックを購入したんです。これが楽しくてすっかりハマってしまい、今は船釣り用の道具であふれています(笑)」

最近の釣果を聞いてみると…「昨日はトラフグが釣れたので、これから知り合いにさばいてもらいます」

釣った魚は夕食のテーブルへ。松本さん自ら料理をするのだとか。これまでの写真を見せてもらうと、アジの姿造りや鯛しゃぶ、アオリイカの天ぷらにホウボウのアクアパッツァなど、贅沢なメニューの数々!「同じ趣味でも手ぶらで帰ってくるサーフィンより、釣りに出かける時の方が家族の機嫌がいいですね(笑)」

カヤックフィッシングを通じて、友人もたくさんできた。茅ヶ崎在住のフィッシャー仲間とはLINEのグループを作り、おのおの今日の海の情報を伝えたり、写真とともに釣果報告をしたりと大盛り上がり。とても楽しそうだ。

釣りに行く週末は、前日からワクワクしてしまいそうだが「いやいや、前日どころか週末は水曜日頃から始まっているんですよ」と松本さん。「天気予報は、週半ばからだんだん絞れてくるので、そこから戦略を練ってイメージして…と、週末への準備が始まっています」

“週末は水曜日から始まっている”。釣り仲間たちが深くうなずいてくれそうな言葉だ。

趣味のサーフィンにしても、「1時間だけ海に行こう」と自分の都合に合わせて楽しめたり、近所の人から「今日の波、いいらしいよ」と聞けば、「じゃあ少し一緒に行こうか」と気軽にできたりする環境が心地いい。「移動だけで4時間もかけていたころに比べて、“ちょっとだけ行こうかな”とふらっと気軽に海まで散歩したり、サーフィンしたりできるのは本当に快適ですね。ちょっとしたリゾート地に住んでいる気分です」

「子育ての環境としても、茅ヶ崎は適していた」

松本さんご自身は、ご両親の転勤に伴って幼い頃から日本全国のいろいろな場所で暮らしてきた。そんな経験もあって、子どもの成長や教育にとってどのような地域で暮らすかがとても大きな影響を与えると考えている。「これは個人的な意見なのですが、子どもの成長を考えた時、親のしつけも大切ですが、家庭以外の環境に依る部分もとても大きいと思うんです。子どもは良い方向にも悪い方向にも引っ張られますからね。だから、出来るだけ良い環境で子育てがしたかった。そういう意味でも、茅ヶ崎は子育てにとてもいい環境だと感じますし、子どもの成長の様子を見ていてここを選んで良かったと思っています」

ご近所を見渡すと、伸び伸びと子育てをしている大らかな親御さんが多いと感じる、と松本さん。「そういう方たちと話をしていると、自分たちの子育ての参考にもなりますし、いい刺激を受けますね」

毎日、帰ってくるたびにほっとする

「いろいろな場所で暮らしてきましたが、僕がこんなにひとつのまちに愛着をもつとは思いませんでした。」と松本さん。平日、東京で仕事を終えて茅ケ崎駅が近づいてくると、自然とオンからオフに切り替わる。「毎日、ここに帰ってくるのが楽しみですし、茅ヶ崎に着いたときは “あぁ帰ってきたな”とほっとするんですよね」

今後、このまちでやってみたいことについても聞いてみた。「僕は今の生活にとても満足しているので、できるだけ長く今のライフスタイルが続けられたらと思っています。そして、仕事を引退したら、家庭菜園での野菜作りや、この地域のために貢献できるボランティア活動などにも関わってみたいですね」

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公開日:2021-04-01

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