イベント会場にもなる市役所前広場にはキッチンカーの出店も
災害時は災害対策スペースとして、平時は市民や来庁者の憩いの広場として活用されている市役所前広場。子どもたちが楽しそうに走り回り、大人はベンチに腰掛け談笑したり、キッチンカーの食事を楽しんだりと、皆さん思い思いの時間を過ごしています。日常的に・気軽に使われるだけでなく、駅から徒歩5分の立地の良さもあり、これまでにもホノルルミーツ、TUNAGUフェスタや茅ヶ崎パン祭りなどのイベント会場としても親しまれる場所となっています。
そんな市役所前広場ですが、茅ヶ崎にゆかりのあるモニュメントが設置されているのはご存じでしょうか。
加山雄三さんに“ALOHA”など。茅ヶ崎ゆかりのモニュメントが並ぶ
加山雄三さん像
”湘南サウンドの原点”ともいわれる加山雄三さんは茅ヶ崎市の出身で、名誉市民。加山雄三さん87回目の誕生日の2024年4月11日、市役所前広場の東側に加山雄三さん像が設置されました。
像の除幕式には加山さんご本人も参加し、駆け付けた大勢のファンから大歓声を受けながらお披露目。スーツ姿でギターを持つ加山さん像はご本人の希望で黄金色に装飾されて輝き、市役所前広場の雰囲気を一層明るくし、道行く人々を優しく見守っています。
歌碑『海 その愛を』
加山さんに関連するモニュメントはもうひとつ。代表曲『海 その愛を』の歌碑が市役所前広場に隣接する市役所本庁舎南側に建てられています。
こちらは茅ヶ崎市とゆかりのまちになっている愛知県岡崎市が“ゆかりのまち提携40周年”を記念して贈呈したもの。日本3大石品産地である岡崎市の御影石が使われており、加山さんと海を想起させるヨットがモチーフとなっています。
- ゆかりのまち40周年
岡崎市からは5年に1度、特産品の御影石を使った作品が寄贈されており、35周年の際に贈られた石造のベンチは茅ケ崎駅北口ペデストリアンデッキに設置されています。
ALOHAモニュメント
2024年10月に茅ヶ崎とハワイホノルル市・郡が姉妹都市友好協定締結10周年を迎えることを記念し、茅ヶ崎管工事業協同組合から贈られたのが”ALOHA”のモニュメント。
幅7メートル・高さ1.7メートルの木造で、市役所前広場でもひと際大きな存在感を放っています。芝生の緑とモニュメントの白さがマッチしており、市役所前広場を訪れた際の記念撮影スポットにピッタリではないでしょうか。
- 友好のシンボルモニュメント
旧寛永寺の石燈籠
現代的なモニュメントだけではありません。市役所前広場の南側には歴史を感じさせる市の重要文化財の石燈籠が4基佇んでいます。
寛永寺は東京上野公園内にある徳川将軍家の菩提寺であり、当時は代々の将軍の供養のため各地の大名たちが競って燈籠を寄進していたそうです。これらが茅ヶ崎にもたらされ、現在は市の重要文化財に指定されています。
えぼし岩像
茅ヶ崎のシンボルといえば、えぼし岩。
市役所前広場からは離れますが、市役所本庁舎2階の屋上庭園には、えぼし岩のモニュメントが設置されています。1974年に建築された旧本庁舎3階の中庭に設置されていたものが、現在の場所に移されました。実際に見えるえぼし岩よりも先端が西側に伸びた形をしており、戦後の米軍の射撃演習で消失する前の形を模しているそう。実物と見比べてみるのも面白いかもしれません。
モニュメントだけじゃない。市役所前広場には茅ヶ崎FMの放送スタジオも
2023年10月1日にサザンオールスターズの桑田佳祐さんの第一声からスタートした茅ヶ崎FM(通称、エボラジ)の放送スタジオも市役所前広場に隣接しています。
市役所前広場からは放送中のスタジオの様子を見ることができるだけでなく、隣接する茅ヶ崎カフェではドリンク・食事が楽しめて、茅ヶ崎FMのグッズも購入することができます。
- 茅ヶ崎FM『#ちがすき』でも茅ヶ崎の魅力を発信中
市役所前広場で楽しい時間を
市役所前広場には茅ヶ崎の魅力が詰まったモニュメントやイベントが盛りだくさん。茅ヶ崎の文化と魅力に触れて、楽しいひと時を過ごしてみませんか。