現在放映中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせ、県が「ゆかりの地」を紹介する特設ウェブページを開設している。同ページには、三之宮比々多神社や日向薬師など伊勢原市内4カ所が掲載されている。
県は大河ドラマの放送に合わせ、13人の御家人たちや、ゆかりの地を紹介する特設ウェブページを開設した。これは、ドラマを観て歴史や文化に興味を持ってもらい、舞台である県内の各地に足を運んでもらおうというもの。
作成した特設ページは「鎌倉殿×13人の御家人たち『ゆかりの地』めぐり」。ページ内にはゆかりの地を表示した県のマップがあり、クリックやタップすると、写真とともに、詳しい解説などが表示される。
市内では、源頼朝公が、妻である政子の実朝(さねとも)出産に際し、その安産祈願のため神馬を奉納したとされる「三之宮比々多神社」や、頼朝の功臣、岡崎義実(よしざね)が築いたとされる「岡崎城址」(現在は無量寺)、頼朝が虎のように身体が強健になるようにと、寅年の8月8日、寅の刻に訪れたとされる「日向薬師」が紹介されている。
ほかにも、頼朝が天下泰平と武運長久を祈願して大山寺に太刀を奉納したという伝承に由来し、参拝者が木太刀を奉納する「大山詣り」が日本遺産のストーリーに認定されていることが「大山」として紹介されている。
またページ内には北条義時をはじめとした、13人の御家人の人物紹介や、鎌倉時代を動かした人物の相関図なども紹介。鎌倉殿の13人を契機としたプロモーションに関わる情報交換などを行う、神奈川県「鎌倉殿の13人」連携協議会の構成自治体(伊勢原市含む)や、観光協会などが実施するイベント情報なども掲載されている。
市商工観光課の担当者は「ドラマを観て、市内のゆかりの地を巡ってもらえたら。今後大河ドラマの関連イベントなども検討していきたい」と話している。