NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送が1月9日から始まった。各自治体はドラマを契機に地元の観光資源を発掘・PRに本腰を入れる。
神奈川県は鎌倉、三浦、伊勢原など、ゆかりの地がある自治体と連携し昨年12月に「鎌倉殿×13人の御家人たち『ゆかりの地』めぐり」特設ウェブページを開設。県内周遊につなげていきたい考えだ。
また、横浜市はWEBサイト「横浜観光情報」内に特設ページ「横浜で、鎌倉時代を旅しよう!」を開設。登場する御家人たちに関連する市内の史跡や寺社の紹介、関連イベントなどを随時、情報発信していく。
金沢区のゆかりの地も
金沢区は鎌倉時代、幕府隣接の港町・六浦湊として栄えた地域。鎌倉幕府を創設した初代将軍・源頼朝が伊豆三島明神を勧請したのが始まりとされる「瀬戸神社」や金沢北条氏一門の菩提寺である「称名寺」、北条義時の孫にあたる実時が邸宅内に造った武家の文庫に起源をもつ博物館「金沢文庫」など、ドラマに関連する数多くの寺社や史跡が点在する。
区は今後、ゆかりの地を紹介したリーフレット作成やパネル展示などを予定。そのほか金沢文庫の特別展やNPO法人によるウォーキングツアーなども実施予定だ。