早期で90%が治癒
日頃からセルフチェックを
乳がんは、日本人女性がかかるがんの中で割合が最も高く、年々増加している。2003年には30人に1人だった罹患リスクも、2020年には9人に1人となり3倍以上に増加した。乳がんは乳房にできる悪性の腫瘍で、多くの場合、母乳を乳頭まで運ぶ乳管から発生する。初期段階でのがん細胞は、乳管の中にとどまっているが、徐々に乳腺の外や他の臓器に広がっていく。
日本人女性の場合、乳がんは20代からみられ、30代になると急増し、40代以上は特に注意が必要となる。ただし、早期であれば90%以上が治癒するため、早期発見が大切となる。
平塚市の乳がんの2021年度の受診者数は3208人で、40歳以上は2500円の自己負担で受診できる。日頃から自分の乳房の状態に関心を持ち、乳房を意識して生活することで早期発見につながる。市では10月7日㈮から10日(月・祝)まで、平塚駅南口広場の噴水「海の賛歌」が、乳がんの早期発見を願うシンボルマークのピンクリボンに合わせ、初めてピンク色にライトアップされる。日没から。
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