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【歩く!健康づくり推進企業】100年企業が考える社員全員の健康づくり(株式会社テクノステート)

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【歩く!健康づくり推進企業】100年企業が考える社員全員の健康づくり(株式会社テクノステート)

 健康寿命日本一を目指す藤沢市は、2020年度から就労世代を主な対象に歩くきっかけを創出する「ふじさわ歩くプロジェクト」を推進しています。今回は、藤沢市内でも特に健康づくりに力を入れており、健康経営に取り組む企業を認定する経済産業省「健康経営優良法人(中小規模法人部門)ブライト500」に2021年度から3年連続で選出されている株式会社テクノステートのCEO室室長・矢部桂子さん、ふじさわ歩くプロジェクトのイベントに参加した佐藤さん、赤尾さんに、中小企業でも導入しやすい健康経営の手法について話を伺いました。

社員の健康が企業の業績向上につながる

 2023年に創業100年を迎えた株式会社テクノステートは、車のエンジンに使われる小物メタルシーリング部品やファスナー部品、ユニット製品の専門メーカーとして精密金属部品を製造しています。代表製品はリテンションナットとシーリングキャップで、1960年に製造方法の特許を取得してから、現在まで藤沢市を代表する業界のリーディングカンパニーとしてその地位を築いています。

 同社が取り組む健康経営とは、会社の経営方針に社員の健康づくりを具体的に掲げる手法を指します。社員の健康づくりを推進することで社員の活力が向上し、業績アップにつながるとされており、経済産業省では2014年度から健康経営に取り組む企業を認定する制度に取り組み、大企業・中小企業を問わず健康経営を推進しています。

 同社が健康経営に取り組み始めたのは2017年、熟練の技術を持つ社員の高齢化を企業課題に抱えていた中、植原正光代表(現・代表取締役会長 兼 CEO)が主導し、全社員の健康管理の重要性を「健康宣言」として表明しました。社員の健康診断の受診率100%や、産業医等による適切な指導への連携、昼食時の弁当でカロリー摂取を押さえたヘルシーメニューの導入など多彩な施策を打ち出してきました。

  • この結果、2021年度に全国の中小企業の健康経営上位500社に与えられる「ブライト500」の認定を受けており、藤沢市で唯一、2023年度現在まで3年連続で認定され続けています。

部署を設け健康づくり推進のエンジンに

 トップダウン式に始まった健康経営の取組において、縁の下の力持ちを担っているのが、矢部桂子さんが所属するCEO室です。

 矢部さんは、「植原会長が舵を切った健康経営の方針は、社員全員の健康を願った施策だと理解しています。私の部署では、この方針を推進して社員に理解を深めてもらうための仕掛けづくりを担っています」と話します。先ほどの経産省「ブライト500」に加え、厚生労働省の「がん対策推進企業アクション推進パートナー企業」やスポーツ庁の「スポーツエールカンパニー2024」などの認定を受ける他、ふじさわ歩くプロジェクトが2021年度から実施している「トクトク歩数チャレンジ・グループ歩数チャレンジ」に参加し続けているのも、その一環だと言います。

すぐに導入できる!健康意識向上につなげる「3本の矢」

 同社が特に力を入れている健康づくりは、以下の3つといいます。

1.禁煙推進

 禁煙推進学術ネットワークが提唱する「毎月22日は禁煙の日」を取り入れており、構内の屋外喫煙所2カ所と掲示板2カ所で啓発しています。22とする理由は、数字の22が白鳥に見えることから英語「Swan(スワン)」と「吸わん」の語呂合わせで制定しています。これと合わせて5月31日の世界国際禁煙デーには、2022年から社内全面禁煙を実施しています。

2.ウォークラリーの実施

 歩くことをもっと楽しんでもらい、健康的なものにするスポーツ庁の取組「FUN+WALK PROJECT」に参画し、独自にコースを設定して定期的にウォークラリーを開催しています。コースは本社事業所のある葛原と用田を巡る約5㎞、80分ほどを設定。コースにはフォトスポットを設け、後日、フォトポイント申請書と写真を提出すると、500円分のクオカードが進呈されるインセンティブを用意しています。

3.歩数測定

 加齢により足腰の筋肉が弱まると股関節の可動域が狭まり歩幅が小さくなります。日常では意識しにくい歩幅について意識してもらうため、構内に歩数を測る20mのコースを設置しています。コースの隣には20mを歩くのに要した歩数に応じた身体年齢の目安を掲示しており、手軽にセルフチェックしやすい工夫を凝らしています。

健康診断にも「ロコモ診断」の一工夫

 同社の健康経営の柱となっている全社員の健康診断にも一工夫を忘れません。通常の検査項目に加え、任意で「ロコモティブ・シンドローム診断」も盛り込んでいます。
 ロコモティブ・シンドロームとは、加齢による筋力の低下や、関節、脊椎の病気、骨粗しょう症などによって運動器(ロコモティブ)の機能が衰えて、将来に要介護や寝たきりになるリスクが高い状態を指します。
 健康診断で、手軽に診断できる「台からの立ち上がりテスト」を導入することで、健康意識の向上に努めています。これら健康づくりを推進する総務本部経営企画・総務領域の佐藤さんは、「産業医との窓口担当として、社員の健康状態をチェックし、積極的に健康相談が受けられる場を設けています。社員一人一人の中で着実に健康意識が高まっていると思います」と成果を実感しています。

認定制度を活用し、企業価値も向上

 トップダウン式に始まった健康経営ですが、一般社員からの協力も得て健康づくりに取り組めている、と言います。ものづくり生産本部ものづくり領域工程革新技術領域で技術主任を務め、同社労働組合をまとめる赤尾鷹哉さんは、「ヘルシーメニューの導入には少し驚いた部分がありましたが、すんなり取り組むことができています。ずっとミルクティーが好きで飲んでいましたが、健康づくりの意識が高まった社員の指摘によって、ストレートティーに変えるようにもなりました。これまでの会社の取組もありますが、ふじさわ歩くプロジェクトに参加して、体重を適正体重近くまで減量できた社員もいるほどです」と胸を張ります。

 今後に向けて矢部さんは、

  • 「国の認定制度を活用することで、藤沢商工会議所のセミナーで出会った東京海上日動火災保険の方からもアドバイスを受けながらさまざまな取組を増やしてきました。健康づくりに取り組むことで企業価値も向上し、そこで働く社員たちも生き生きと仕事に励むことができるのはとても意義深いことだと考えています。藤沢市のホームページにも健康経営認定企業を取り上げていただけるようになり、これからもさまざまな企画や認定などに挑戦してまいります。もちろん、ふじさわ歩くプロジェクトにも今後も参加し、1位を目指して会社が一丸となって頑張っていきたいです」

と意気込んでいます。

ふじさわ歩くページ

住所

神奈川県藤沢市葛原1716番地

問い合わせ

株式会社 テクノスノート

電話

0466-48-1111

0466-48-1111

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公開日:2024-02-02

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