いざ!という時に備えて防災意識を高めよう!
第3弾は「ガス」
お話を伺ったのは「東京ガス株式会社」川崎支店の小坂祐治さん。東京ガスは、ガス事業だけでなく、太陽光発電やEV自動車の充電設備の整備といった環境問題にも積極的に取り組んでいます。今回は防災の観点から、揺れが起きた際のとっさの行動や、意外と知らない「自分でできるガスメーターの復帰手順」などを教えていただきました。
これまでテーマは「水」「電気」
24時間安全を見守る
「グループ会社となる東京ガスネットワーク株式会社では、ガス漏れ等による事故を未然に防ぐための保安部隊として『ガスライト24』という緊急出動拠点を構えています。24時間365日ガスの安全を見守り、通報があった際は休日・夜間を問わず出動します。何か困ったこと、トラブルがあった際には、東京ガスや、契約しているガス会社に連絡をしてください。」
地震が発生したら
「ガスメーターは、震度5程度以上の揺れでガスが自動停止するようになっています。みなさん、地震が起こったらすぐ『火を消す!』ということを考えると思います。もちろん大事なことですが、揺れているときに部屋の中を移動するのは危険なこともありますから、机の下に隠れる、小さくなって頭を守るなど、自分の身の安全を最優先し、揺れがおさまったのを確認してから火を消してください。また、もし避難することになったら、可能な範囲でガス栓やガスメーターの元栓を閉めておきましょう。通電火災と同じように、ガスが復旧した際の自宅内のガス漏れを防ぐためです。」
ガスくさい!と思ったら
「地震の後に限らずですが、ガスくさいと感じた時はガス漏れを疑いましょう。火の使用はもちろん、電化製品や換気扇のスイッチも発火の原因になるため、窓を開けて換気して、ガス漏れ通報専用電話に連絡してください。ちなみに、ガスのにおいを嗅いだことがない人はいますか?一般的に『腐った玉ねぎのにおい』に似ていると言われています。」
災害のあとは
「ガスの復旧の進捗状況が確認できる『復旧マイマップ』というものをネットで公開しています。このページでは『供給停止』『ガス管検査中』「復旧完了』など全6区分に色分けして表示されますので、災害時にはお住まいの地域の復旧状況を確認してみてください。
「備える。」まとめ
- 災害時に自宅を空ける際はガス栓やガスメーターの元栓を閉める
- ガスくさいときは火の使用、電化製品や換気扇の使用はせず、窓を開けて換気を行う
- ガスメーターの復帰方法を知っておく。メーターの設置場所も確認しておく
- カセットコンロとガスボンベの備蓄
高津区役所危機管理担当から
災害時でもお湯を沸かし、温かいものが食べられるよう、カセットコンロとガスボンベは備蓄しておきましょう。東京ガスネットワーク株式会社が発行している「防災レシピ 日々のごはんともしものごはん」では、ご飯の炊き方、おかずやデザートのレシピのほか、調理に役立つ便利グッズ、火や水を効率よく使う方法などが載っています。ぜひ読んでみてください。
第4弾は「連絡手段」です
第5弾は「避難」です
リンク集
東京ガス株式会社 ガスの復旧進捗状況が分かる「復旧マイマップ」
https://fmap.tokyo-gas.co.jp/
東京ガスネットワーク「防災レシピ「日々のごはん と もしものごはん」
https://www.tokyo-gas.co.jp/network/hibimoshi/index.html
川崎市「かわさき防災アプリ」
https://www.city.kawasaki.jp/601/page/0000111816.html
「備える。たかつ」第1弾「水」
https://rarea.events/event/222571
「備える。たかつ」第2弾「電気」
https://rarea.events/event/222587