今月のテーマ 「食物センイは2種類」
腸活ボーイこと文教大学の笠岡です。体の中にある「体の外」、口・食道・胃・小腸・大腸を素通りして「体の本当の外」に出ていく食物センイ、何の役に立っているのか?
研究が盛んになったのは約30年前(1990年)です。なぜなら、その約10年前(1980年)から大腸ガンが増加し、大腸を掃除してくれる食物センイの大事さが分かってきたのです。調べていくと、食物センイは大きく分けて2種類あることが分かりました。
「食物センイは、大きく分けて2種類です」
1つは大腸内の不要な物を押し出して掃除してくれる、水に溶けにくい「不溶性」の食物センイです。ゴボウやレンコンに多く含まれています。
もう1つは「水溶性」の食物センイです。水を吸ってゼリー状になる性質があります。コンニャクや海藻などに多く含まれています。この水溶性の食物センイは、大腸の中で減っていくことが分かりました。体の外に出て行く前にです。
大腸の中でどうなっちゃったの?なんと、大腸内に住んでいる腸内細菌が水溶性食物センイをエサとして食べていたのです。
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