7月7日にグランドオープンを控える道の駅「湘南ちがさき」。「より愛される施設」にしようと奔走してきた地域のキーマンたちを連載で紹介します(全4回)。
道の駅に出品する生産者約100人からなる協議会のメンバーとして、ルール作りなどに携わってきました。
自身も道の駅が開設される柳島地区で、江戸時代から続く農業を今は亡き祖父や父とともに守り続けてきました。
「茅ヶ崎は温暖な気候なので、なんでも作れる」と小松菜やホウレンソウ、枝豆、トマトなど四季折々の作物を生産しています。
夜間照明が農作物に影響を与えることもあり、スポーツ公園の建設にも地元農家として携わってきました。「この辺りも専業の農家は一握りになってしまった」とさみしさを覚えつつも、新たにオープンする道の駅への期待は大きい。
「農家が手塩にかけて育ててきた作物を多くの人に披露できる場。地場の農業を守っていくためにも、より実験的な場所にもなってほしい」と話します。
茅ヶ崎では「新しく、珍しいもの」が好まれる傾向にあるといい「茅ヶ崎の農家は良いものを作る技術がある。自分自身も変化を恐れず、感度高く、かつ柔軟に、長年培ってきた技術を市内外に思いっきり披露し、『農』という日本の文化を受け継いでいきたい」を未来を見据えています。