NEWS みずかみテラスが完成!竣工式を行いました
【2022年8月22日】
【2022年夏(8月)入居目指し】
2022年8月に入居開始予定の東山北・水上住宅の起工式が行われました。当日の様子を紹介します。
【事業者が決定】
山北町水上住宅整備事業優先交渉権者審査委員会において提案内容を審査した結果、日本 PFI インベストメント株式会社を代表企業とする「やまきた水上住宅パートナーズ」(西山和成代表取締役)が優先交渉権者として決定しました。
【イメージ動画】
▼山北町発表資料(2021年3月16日)
http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/cmsfiles/contents/0000005/5251/yuusennkousyoukennsyakettei_210316.pdf▼タウンニュース足柄版(2021年3月27日号)
https://www.townnews.co.jp/0608/2021/03/27/567568.html
ここでは、神奈川県・山北町に2022年2~3月完成予定の「東山北・水上(みずかみ)住宅」についてレポートしていきます。情報は随時更新!
2020年1月23日:事業説明会に14社が参加
2020年1月23日、「水上住宅整備事業実施方針(案)」説明会が山北町の生涯学習センターで開催され、会場に訪れた14社は熱心に耳を傾けていました。説明会は約1時間。公平性を期すため質疑応答の時間はなく、別日程で官民対話が行われます。
今後の予定はこちら↓
- ~2月4日:官民対話による質問・意見を受付。
- 1月29日~2月4日まで:受付内容をもとに官民対話を実施。
- 3月27日(金):官民対話による結果公表
関連記事/水上住宅事業セミナー開催時の様子↓
東山北ではどんな町づくりが行われるのか、以下紹介します。
東山北ってどんなところ?
神奈川県山北町って知っていますか?おそらく「知らない…」と答える人が大半でしょう。しかし、神奈川県内でも“本物の自然”と出合える、知られざる魅力が集まるマニアックな町なのです!
神奈川最西端の町で西丹沢の緑や水に恵まれた山北町は、町域の約9割が「山岳地帯」。山奥まで行かなくても、軒先で自然に触れることができる、町自体が自然公園のような感覚です。
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とは言っても神奈川県!新宿や横浜までは車で約1時間。意外と東京に近い、神奈川に居ながら〝本物の〟田舎暮らしができる町なのです。近年はこの静かで山北ならではの環境が気に入り、移住してくる若者も出てきました。
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その中でも今回計画の東山北(最寄駅/御殿場線「東山北駅」)は、どんな地域か気になりますね。以下、東山北の特長です。
- 里山に囲まれたフラットな街並みの中に尺里川(ひさりがわ)が流れるのんびりした地域。
- のどかな自然の中に御殿場線が走る、都会では見られない景色が広がるエリア。日本のふるさととも言える環境が、子どもたちの健やかな成長を見守ってくれる。
- 暮らしに根差した町づくりが現在、山北町内で最も活発に行われている。
買い物スポットも充実
東山北駅より徒歩8分ほどの所には中規模スーパー「小田原百貨店山北店」とホームセンター「コメリ ハード&グリーン足柄山北店」があります。ともに併設しており、便利な買い物スポットとして山北町民に親しまれています。
また、東山北駅徒歩5分の所に2019年5月、ドラッグストア「クリエイトエス・ディー東山北店」がオープンしました。
その他、山北の新鮮野菜が集う地元で人気の直売所「とれたて山ちゃん」もおすすめ。
水上住宅事業を担当する山北町定住対策課に改めて東山北の魅力を尋ねると、「フラットな街並みと商業施設や病院もあり、生活利便性が向上。住みやすい地域になっています」。東山北は日々進化している町であることがわかります。
2022年4月に入居募集・共用開始へ
山北町の中でも東山北地域(水上地区)では「水上住宅整備事業」として、より多くの人に、より長く住んでもらうため町営の定住促進マンション建設を計画。東山北のまちづくり再生プロジェクトの核となる住宅事業に注目が集まっています。
道路交通アクセスも向上へ
さらに今回は住宅整備だけではなく、246号線をはじめとする主要幹線道路へのアクセス向上も図り、道路環境の整備も実施し、東山北の住みやすさをさらに追求していく計画です。
山北町が思い描く東山北に作る住宅テーマとは?
気になる基本コンセプトはこちら↓
- 緑と清流に寄り添うアウトドアライフ体感住宅の整備:マンション建設場所は「山北町向原190他」(東山北駅徒歩10分)。尺里川が流れる立地。水と緑をそばで感じられるよう1階は庭付きなど低層住宅型のマンションを構想。25戸程度。
- ターゲットは「若者・子育て世帯」:高齢化が進む山北町に、山北町にしかない魅力を感じて住んでもらう若年層にターゲット。
- 東山北1000まちづくり:「向原」地域の人口は減少し続けている(2019年度~2020年1月現在の山北町データより)。そこで、東山北の人口1000人を増やそう!という計画が立ち上がった。
東山北に+1000人住んでもらおう!
全国的に少子高齢化が浮き彫りとなっていますが、山北町の人口は約1万人(2020年2月現在)。そのうち今回の水上住宅建設予定地の「向原」の人口は約2,600人で山北町内では「山北」に次いで2番目に人口が多い地域となっていますが、毎月人口減少が続いています。山北町の人口数最新情報はコチラ。
そこで今回の住宅整備事業では、東山北の人口増加1000人を目標とする「東山北1000まちづくり」計画が掲げられています。住宅事業整備と交通アクセスの向上がどのように人口が推移していくか期待がかかります。
民間企業と作る「PFI方式」で建設へ
住宅整備は、前述の山北町が掲げるコンセプトを取り入れたマンションを民間企業とともに作る「PFI形式」で建設します。
- 「PFI方式」(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)とは:公共施設等の設計、建設、維持管理及び運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うことで、効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図ること。
実は、今回の東山北の住宅コンセプトと同じく、子育て世帯をターゲットにしたPFI方式によるマンションが既に山北町にあります。しかも、日本初となる事例です。
PFI方式では全国初の子育てマンション
山北駅前の「サンライズやまきた」は、山北駅徒歩0分で常時満室という人気ぶり。そのうち約6割が転入者で2016年までには18人の子どもが誕生(都市住宅学93号 2016 SPRING参考)。今回の水上地区住宅整備事業は2013年以来となる、そのPFI方式の子育て世帯向け定住促進マンション建設となります。
水上住宅は東山北駅徒歩10分と少し歩きますが、山北ならではの自然環境に囲まれながら子育て、利便性の高い暮らしを満喫できる住宅地がどう反響を生むのか?今から期待がかかります。
サンライズやまきた在住・移住者インタビュー
なお、施設引き渡し後はPFI方式により以後30年間、民間企業が維持管理・運営を行っていくことになります。今回の事業計画では、2052年(令和34年)3月までとなります。
今後の主なスケジュール(予定)
- 2019年11月26日:基本構想を発表(済)
- 2020年1月23日:事業者向け説明会開催(済)
- 2021年1月:最優秀提案書ならびに事業者決定
- 2022年3月20日:住宅施設引き渡し
- 2022年4月:住宅入居者募集スタート