聴覚障害を体験して理解を深めるワークショックとして、「スローコミュニケーションプロジェクト こころで聴く図書館 失われた魔法書を探せ!」が9月23日(金・祝)に茅ヶ崎市立図書館第一会議室で開催されます。ゲーム性を重視し、子どもたちが楽しみながら学ぶことができます。(対象年齢の目安:小学校低学年~)。時間は午後0時30分から5時。参加無料。
当日は、ヘッドホンやアイマスクをつけて、コミュニケーションにハンデがある状態を疑似体験。それぞれ異なるハンデを持つ3人が1組のチームとなり、ヒントを頼りに助け合いながら指定された3冊の「魔法書」を探します。実際に図書館内を歩きながら行います。
また、渡された設計図どおりにブロックを組み立てて、「剣」を完成させるテーブルゲームも行われます。
ゲーム後は「使いやすい図書館」についての話し合いも
ゲームの後には、「コミュニケーションとは?」をテーマにしたお話と振り返りを行ないます。
体験を通して、図書館の設備や構造(物理バリア)のほか、人と接する中(コミュニケーションバリア)で感じたことや困ったことについてざっくばらんに語り合います。
これら2つの観点から整理し、「どんな図書館だったら、より使いやすいのか?」アイディアを出し合います。子どもも障害者も、誰もが使いやすい『理想の図書館』を考えることがワークショップのゴールです。
参加の記念に【冒険の書】を進呈
参加者のアイディアから生まれた『理想の図書館』は、実際にイラストに描き起こし、後日、【冒険の書】として、参加の記念に進呈されるそうです。
イベント主催者は「障害者も子どもも誰もがより使いやすい、開かれた茅ヶ崎市立図書館をみんなで考えましょう」と話しています。
申込上限人数は24人、締切日は9月16日(金)。申し込みはプロジェクトの申込フォームから。手話通訳や要約筆記の情報保障もあり。
主催は聴覚障害者支援などを行う一般社団法人4Hearts(フォーハーツ)で、茅ヶ崎市と共催。後援は茅ヶ崎市聴覚障害者協会、茅ヶ崎市社会福祉協議会ほか。