カルペソール湘南スポーツクラブ/茅ヶ崎市堤
2015年に茅ヶ崎市堤のグラウンドを拠点に活動を開始し、現在はサッカーチームの運営やサッカースクールを開催するカルペソール湘南。現在では小中学生約250人が通っており、県大会や関東大会でも上位入賞を果たしています。ブラジル出身のジオゴ・サントス・岡田ヘッドコーチにクラブの理念や目標について聞きました。
クラブの理念を教えてください。
チームのエンブレムには「Carpe diem」(カルペ・ディエム)という言葉が刻まれています。これはラテン語で「今この瞬間を大切に生きよう」という意味です。そこに「太陽」を意味する「SOL」を加え、明るさやエネルギーを表現しました。ですから私は常に「準備の大切さ」を子どもたちに伝えています。しっかりとした準備をして、練習では最初の1秒から100%の力で取り組むことを求めています。
多くの大会で好成績を残してきました。その秘密は。
おかげさまで発足から2年後の2017年には神奈川県600クラブが出場した大会でベスト4に入り、関東大会にも出場しました。最近では「カルペソールに入りたい」とセレクションに参加してくれる子どもたちが増えています。ただ、私たちが追求しているのは結果そのものではなく「人間としての成長」だということです。もちろんサッカーはスポーツですから、競争があります。自分の限界を超えるためには常にチャレンジが必要です。しかし自分が上手くなることばかりを考えていては本当の意味で強くはなれません。チーム全体のことを考えて周りをサポートし、みんなで力を合わせることができる、そんな選手を増やしたいと考えています。その結果としてチームが強くなったのだと思っています。
サッカーを通して伝えたいこととは。
いまはスマートフォンなどの発達で子どもたちが「リアル」に触れる機会が少なくなっています。その点、サッカーは自分だけでなく、チームメートや対戦相手など様々な条件のなかで様々な選択する必要に迫られます。そこに明確な「正解」はありません。そうしたなかで自分で考え、判断し、行動できる人に育ってほしいと思います。そして時にはぶつかったりチームメートとの濃密な人間関係を育みながら、自分らしさや自尊心を育んでほしいです。
ちがすきに協賛した理由を教えてください。
私たちが拠点しているグラウンドを「カルペソールスポーツパーク」と命名しています。パーク=公園としたのは、スポーツを通して小さい子どもから高齢の人までたくさんの人が集ってコミュニケーションできる場所にしたいと考えたからです。地域の行事としての利用や撮影、スポーツを含む各種レンタルコートとしても、ぜひご相談してください。ゆくゆくはバスケットボールやバレー、卓球、ビリヤードなど他の競技もできて、多くの人が集えるような場所にしたいですし、我々が大切にしてきた理念を地域全体に伝えていきたい、と考えています。「#ちがすき」にはそうした発信を一緒にできたら、と期待をしています。
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