「どっこい、どっこい」。相州神輿独特の掛け声が響きわたる“暁の祭典”とも呼ばれる浜降祭が2024年7月15日(海の日)に開催されます。
湘南・茅ヶ崎の夏の到来を告げる浜降祭が7月15日に開催
- 日時:2024年7月15日(海の日)
- 場所:茅ヶ崎西浜海岸
浜降祭は茅ヶ崎4大イベントのひとつに位置付けられ、1978年には神奈川県の無形民俗文化財に指定され、82年には「かながわのまつり50選」にも選ばれています。
早朝に行われることから“暁の祭典”とも呼ばれ、茅ヶ崎市内の各所で「どっこい、どっこい」という相州神輿独特の勇ましい掛け声が響き渡ります。
例年のスケジュールでは、当日深夜から早朝にかけて各神社を出発した神輿が午前4時30分ごろに祭典会場の茅ヶ崎西浜海岸に入場を開始し、7時に合同祭典を開式。8時に神輿が帰途に就き、9時には終了する運びが通例となっています。
2023年の浜降祭に参加した記者レポ
浜降祭の起源
諸説ありますが、今から170年ほど前の天保9年(1838年)、寒川神社の神輿が、例年春に行われる国府祭(こうのまち)大磯町国府本郷に渡御した帰り途中、相模川の渡し場で寒川の氏子と地元の氏子が争い、川に落ちて行方不明になってしまいます。
その数日後、南湖の網元である孫七さんが漁中に神輿を発見。寒川神社に届けたことがきっかけとなり、毎年寒川神社の神輿がそのお礼のため南湖の浜に行き、「禊(みそぎ)」をするようになったとされています。