都心からあっという間に着く田舎
松田町は神奈川県の西部に位置する人口1万人ほどの町。東京からの距離は約70㎞で、東名高速道路(大井松田IC)や小田急線(新松田駅)、JR御殿場線(松田駅)のほか、国道246号線と255号線が交差するなど、自然あふれる地域でありながら、抜群の交通アクセスが特長です。総面積は37.75k平方メートル。町内にはエリアを管轄する松田警察署や県西地域の中核的総合病院である県立足柄上病院などもあります。
- ポイント 町域は南北に長く、北は丹沢大山国定公園と西丹沢の山々が広がり、南は酒匂川、川音川、中津川と、丹沢を源とする流れが町を潤しています。人口減少と少子高齢化といった地方に共通する課題は例外ではありませんが、(1)アウトドアのコト消費需要に応える豊かな自然、(2)必要な時には簡単に都心へとアクセスできる利便性(3)高まる二拠点生活や移住志向に後押しされ、県内外からの問い合わせも少しずつ増えています。
住む人の心を大切に―、暮らしに寄り添う施策の数々
町も移住者の獲得はもちろんですが、定住促進のためにあらゆる面で手厚い助成制度を設けています。きめ細かな住民サービスは小規模自治体ならでは。町をPRするための新たな取り組みにも積極的で、ニュースのある町と言えます。
- チェック 例えば、子育て世代に関心の高い小児医療費助成。松田町では2022年4月1日から所得制限なく対象年齢は18歳までとなります。幼少期は病気などが多いと思いますが、子どもが成長するにつれてけがの心配も出てきます。対象年齢が上がることは安心材料の一つとなるでしょう。
このほか、あらゆる生活シーンで助成や補助制度が設けられています。長年の課題となっているのは、新松田駅前の整備。交通結節機能が弱いために車両と歩行者が錯綜し、円滑な交通の流れを妨げています。また、中心市街地の活性化という観点からも十分に機能が果たされていないのが現実です。今後は、こうした課題を解決すべく、駅前広場、アクセス道路、周辺街区の再編等が進められていく見通しです。
チルドレン・ファーストのまちづくり
まちづくりにおける松田町の基本姿勢は、行政の積極的な情報公開と住民の声を聴き、町政へと反映させること。つまり「ともにつくる」ということです。それは、長く住んでいる人にも、新しく住もうとする人にも同じ考え方です。町の良さを知り、愛着があればこそ、進学や就職等で一時的に離れることがあっても「いつかまた戻りたい」と思わせるのだと職員たちは信じています。将来の町のために、今の子どもたちの目線で考える―。それが松田町が進める”チルドレンファースト”なのです。
▼画像クリックでデジタル版パンフレットが見られます
松田町で自然×子育て満喫
松田町の魅力がわかる情報をまとめてチェック!記者が取材してきました。