あずみ虫さんプロフィール
茅ヶ崎出身。講談社出版文化賞さしえ賞、産経児童出版文化賞美術賞受賞。
主な作品に『ホッキョクグマのプック』『おまつり』など。『アザラシのアニュー』は2024年青少年読書感想文全国コンクール課題図書(小学校低学年の部)
アラスカを拠点に活動する茅ヶ崎出身の絵本作家・あずみ虫さん
夏はアラスカ、冬は茅ヶ崎で活動する茅ヶ崎出身の絵本作家のあずみ虫さん。
アラスカで野生動物を観察しながら、ホッキョクグマやアザラシなどを題材にした絵本など多数、制作されています。
あずみ虫さんが創る絵本の世界を講演会とワークショップで体感
『クリエイターシティ・チガサキ形成戦略事業』に取り組む茅ヶ崎市では、あずみ虫さんが創る絵本の世界を体感できる講演会と絵本づくりのワークショップの参加者を募集しています。
アラスカの生活と絵本づくりのお話を聞こう(講演会)
あずみ虫さんがアラスカで観察している野生動物のことや創作活動についてお話します。
- 日時:8月31日(土)10時~11時30分
- 場所:茅ヶ崎市立図書館2階 第1会議室
- 定員:60名(抽選)
- 費用:無料
切って貼って絵本を作ろう(ワークショップ)
あずみ虫さんが得意とするカッティングの技法を使った絵本づくりのワークショップ。子どもたちの創作意欲を満たす貴重な機会となるに違いありません。
- 日程
オリエンテーション | 8月31日(土)12時30分~13時 | ワークショップの進め方 |
第1回 | 9月21日(土)10時~11時30分 | 主人公など作成 |
第2回 | 10月5日(土)10時~11時30分 |
背景などをつくる |
第3回 | 10月12日(土)10時~11時30分 | 言葉を入れる |
第4回 | 10月19日(土)10時~11時30分 | 発表・講評 |
オリエンテーションと4回のワークショップすべてに参加できることが申込みの条件となっています。
- 対象:小学5年生から18歳以下の方
- 定員:16名(抽選)
- 費用:無料
- 持ち物:色付けできるもの(色えんぴつ、クレヨン、水彩絵具など)、はさみ、のり
申込み
申込み期間は2024年8月1日(木)8時30分~8月22日(木)23時59分まで
絵本づくりのワークショップ参加者・”しらたまさん”が絵本コンクールに入選
茅ヶ崎市では2023年度も茅ヶ崎出身の絵本作家・垂石眞子さんが講師となった絵本づくりのワークショップを開催しています。
このワークショップに参加されたしらたまさん(P.N.)が制作した『森のホッとスプリング』は、おおしま国際手づくり絵本コンクールおとなの部で入選を果たしています。
『森のホッとスプリング』あらすじ
森の中で1匹の猿が温泉を見つけました。
その評判を聞きつけた猿たちが続々とやってきて、あっという間に温泉は大パニック!
山の神様は怒り、とうとう温泉の水を全部抜き取ってしまいました。
悲しく泣き叫ぶ猿たちは、再び温泉を取り戻せるのでしょうか。
しらたまさんにお話を伺いました
- 垂石さんのワークショップに参加されたきっかけを教えてください
自己流の絵本づくりに疑問を感じており、垂石先生に色々お話を聞いてみたく参加しました。
- ワークショップでは垂石先生からどんなアドバイスをいただきましたか
私の作品について「猿の表情がいいし、話もまとまっているから是非続けて」と励ましの言葉をいただきました。褒めていただいたこともあって、コンクールに出品を決めました。
- ワークショップではどんなことを感じましたか
垂石先生の色づかいが好きだったので、実際に使われている画材や原画を披露していただいたことはとても参考になりました。
また、お子さんに向けて作品を作られていたり、小学生が考えた斬新なストーリにハッとさせられたりと、絵本づくりの原点に立ち返らせてもらいました。絵本づくりは誰かに見せてこそ楽しいので、同じ想いを持った仲間と時間を共有できたことが嬉しかったです。
- 『森のホッとスプリング』の制作でこだわった点などを教えてください
たくさん猿が登場するので描き分けに苦労しました。気を抜くと、リアルな人間の顔になり、怖い絵になってしまうことも。
猿の大乱闘シーンを見開きで迫力あるシーンにしようと、使い慣れない筆にひとり大乱闘。一方で、森の美しい景色の変化は楽しんで描くことができました。
創作意欲とインスピレーションが高まる街・茅ヶ崎
“茅ヶ崎”と言えば加山雄三さんやサザンオールスターズなど“音楽”をイメージする方は多いかもしれません。実は映画人や文化人、絵本作家など多くのクリエイターも活躍されているのはご存じでしょうか。
波の音、木々のざわめきなど自然を身近に感じられる茅ヶ崎は湘南エリアの中でも特にスローな空気感がある街と言われています。
こうしたリラックスできる環境やライフスタイルが創作意欲やインスピレーションを高めており、その結果、茅ヶ崎から多くのクリエイターが輩出しているのかもしれません。